メールにしろ、文書にしろ、文章を書く、
という機会は、大人になれば、そこそこあるものです。
社会に出て、働いていれば、なおのこと。
友人へのメールや、ツイッターなど、
必要最低限の短文を、作成することは問題ないのに、
会社へ提出する書類や、目上の人への手紙となると…。
どうでしょう、自信を持って、文章を書くことが、
できますか?
構成や言い回しなど、文章の内容についても、
どう書いたものか、悩んでしまいがちですが、
一番悩むのは、その形式ではないでしょうか。
縦書きか横書きか、時候の挨拶を入れるかどうか、
拝啓?前略?書き出しはどっち?などなど…。
今回は、特にビジネス文書では必要不可欠な、
「日付」の書き方に、注目してみたいと思います。
どこが正しい?日付を書く位置
最近は、縦書きの文章も、見かけることが、
少なくなってきました。
ですので、ここでは、ビジネス文書でもよく使われる、
横書きの文章の場合について、話を進めます。
正しい日付の位置についてですが、一般的には、
文章本文を始める前、文書の一番上部に、配置されることが、
多いです。
ここからが、問題。
右寄せにするか、左寄せにするか?
実は、絶対にこう!!という正解は、存在しません。
時と場合によって、変わります。
ですが、一般的には、下のように書くことが、
多いです。
例1.
例2.
礼状や挨拶状などは、日付を下に持って行くことも、
あります。
例3.
日付と、文章作成者(差出人)は、
セットが基本です。
やはり、人に提出するものとして考えた時、
一番優先すべきことは、相手に分かり易く伝えること、
です。
いつ、誰からの文書なのか、相手がすぐ判別できるよう、
文書の上部に、日付と作成者の名前を配置するのが、
無難であると言えるでしょう。
日付の表記に決まりはある?
位置が決まると、次は表記の仕方です。
手渡しするようなメモの場合、月日だけ記す場合もありますが、
大抵は、日付というと年月日を記します。
さて、日本には、年を表すのに、西暦と、和暦が、
あります。
どちらを用いるのが、正しいのでしょうか。
これも、前章でも述べたとおり、絶対にこっち!という、
決まりはありません。
特に指定が無ければ、西暦でも和暦でも、
どちらでも、問題はありません。
但し、下記のような、省略形は、避けるようにしましょう。
×2014/9/1 →○2014年9月1日
そして、地味に迷うのが、いつの日付を、
書いたらいいのか?ということです。
すなわち、文書を作成した日なのか、
相手に渡す日(発信日)なのか。
これは、基本的には、発信日を記入します。
但し、見積書や請求書などは、作成した日が、
重要になることもあるので、注意しましょう。
こうしたビジネス文書は、各会社で、
決まったフォーマットを持っていることが、
あります。
基本的には、自分が所属している会社の、
文章の書き方に、倣いましょう。
メールの場合でも、同様です。
どんな場合においても、文章の書き方の基本は、
相手に分かり易く、ということを、忘れずに!
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