暑くなったり、寒くなったり、
季節の変わり目になると、
体調を崩すことがあります。
この時期に、風邪をこじらせてしまうと、
持病をお持ちの方にとっては、
つらい時期となります。
私は今、喘息の治療をしています。
気管支の炎症を治し、気道を確保することで、
発作が起きないよう、予防しています。
息が苦しい、呼吸が辛くなるという感覚は、
実際に経験したことがないと、本当の辛さは
わからないと思います。
息が苦しくなる原因は様々です。
息が苦しいと言っても、突発性の発作と、
慢性的な呼吸疾患の場合で、症状が違います。
最近「変な汗をかく」「体温の調節ができない」
といった症状が出ていれば、それは間違いなく、
体に何らかの異変が、起こっています。
このような症状で悩まれてる方が、
意外に多いと言われています。
また、若い方も増えているようです。
病院へ行くと、問診をする前に、
症状を確認するための、アンケート的なものを、
書かされることがあります。
どのような症状か、それはいつごろから、
続いているのか。
実はこの確認が、とても重要なことなのです。
病気を早期発見するために、一番大切なことは、
自分から症状を明確に、医者に伝えることです。
息を吐くと苦しい!考えられることは?
呼吸器系の疾患の場合、息を吐く時に、苦しくなるか、
息を吸う時に、苦しくなるかで、ある程度の原因は
予測できます。
確認方法として、息を大きく吸ってみてください。
口を閉じて、鼻からゆっくり、10秒くらいかけて、
吸って、そして、同じように、ゆっくりと吐きます。
これを何度か繰り返します。
それで呼吸が、普通に戻るようでしたら、
一時的な症状の、可能性があります。
呼吸をするのが難しく、充分に息を吸えないためか
息を吐けてない状況であれば、気管支炎の可能性も
あります。
・気管支喘息
息を吐く時に、苦しいのであれば、
喘息発作の、前兆である可能性があります。
目安として、一時間経っても、症状が変わらない、
どんどん悪くなっているような、気がする場合、
すぐに病院へ行ってください。
夜寝る時、朝起きた時に、突然痰が絡んで
咳き込む症状は、あるでしょうか?
一度咳が出ると、続けて咳が出て、
止まらなくなる、症状はないでしょうか?
寝ている時の呼吸が、ぜいぜいしていて、
気になって、寝られないことは、ないですか?
このような症状が出ていれば、
喘息の可能性があります。
このまま放置すると、突然発作が起きて、
呼吸困難で、死に至ることもあります。
最近、若い人でも多いようなので、気をつけましょう。
・自律神経失調症
最近「眠れない」「熱はないのに体が熱い」
「変な汗が出る」という症状がある方は、
自律神経失調症の、可能性があります。
原因として、過度のストレスや睡眠不足、
アレルギー症状によるものが、考えられます。
症状として呼吸が苦しくなる場合があり、
病院に行って診察しても、異常が認められない場合、
自律神経失調症の、可能性があります。
初期症状としては、頭痛・肩こり・食欲不振という
風邪の諸症状と似ていることから、病院に行っても
風邪と判断されることが多いです。
あまり長く続くようであれば、医者も風邪という判断
にはならないため、次の段階として考えられることが
多くなります。
・その他
これらの症状に、当てはまらない場合、気胸や肺炎、
肺梗塞かも知れませんので、症状を細かくメモし、
病院の先生にみてもらってください。
症状はひどい時と軽い時があります。
軽い症状の時、病院に行くと、大抵の場合、
風邪かもしれないので、様子をみましょう。
で終ってしまうことが多いです。
様子見で治ってしまえば、良いですが、
別の病気が、原因となっている場合もあるので、
症状がひどい時こそ、病院に行くことをオススメします。
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喘息の治療について
喘息の治療方法には、大きく2つあります。
・発作時の応急処置
喘息発作時の薬として「サルタノール」という薬があります。
あくまでも、救急処置として、気管支を広げるだけなので、
これでは、喘息は治っていません。
「サルタノール」という薬は、喘息の治療薬ではなく、
1日3回以内、3~4時間以上の間隔を空けないと、
心臓への負担がかかります。
・喘息の治療
気管支炎を治すためには、時間が必要です。
喘息の治療予防薬として、ステロイド吸引剤
を使用します。
最近よく使われている治療薬として、
「シムビコート」や「アドエア」があります。
これらは気管支を広げるとともに、
気管支の炎症作用を抑える効果があります。
私も「シムビコート」毎日吸引することで、
喘息の予防治療を続けています。
症状が出なくなると、すぐに止めて、しまいがちですが、
止めてしまうと、また繰り返すことになるため、
できるだけ、続けるようにしましょう。
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