娘の通う高校では、2か月後の音楽会で音楽が選択科目の人は、ヴェートーベンの第九を管弦楽部と一緒に合唱するようになっています。そこで、ソロパートを歌うことができるのが、毎年合唱部のオーディションで選ばれた各パート4名になるんです。
合唱部に所属している娘も、今年はソプラノソリストのオーディションを受けることになりました。去年のソプラノのエースの先輩の姿に憧れ、帰宅してから自室にこもって発声練習をしています。
しかし、窓や部屋のドアをしっかりと閉めて歌を歌っていても、テレビの点いたリビングまで歌声は聞こえてきます。さらに、自宅の外まで聞こえている様子なんです。
一軒家なので、さすがに近隣に耐え難い騒音とまではいかなくとも、娘本人にとっては自分の練習が他人に聞かれるのは恥ずかしいのでしょう。「防音対策ってないのかな?」とい聞いてきました。
そうね、確かに思いっきり高音を出すこともあるし、自宅で歌の練習をする時の防音対策があったらいいですよね。
早速調べてみましたよ。
自宅での防音のポイント
音とは、音の粒子の振動によって聞こえると言われています。そして、音の伝わり方には2つの経路があります。
- 空気を伝わって聞こえる音
- 窓や壁など固体を伝わって聞こえる音
部屋が静かだと外の音が空気に伝わって聞こえてきますが、こういう場合には空気の侵入経路の窓などを塞ぐことで防音効果が高まります。しかし、マンションなどでよくある隣や上下の部屋から聞こえてくるスピーカーの音や足音などは、床や壁などの固体を通じて音が聞こえてきます。
つまり、固体を通じて部屋の外に洩れ出る音とは、壁や部屋などが振動して聞こえていることになるんですね。窓やドアを閉めて密室にしていても音が聞こえてくる場合には、空気の通り道を遮断する方法以外で防音する必要があるんです。
ではまず、自宅から歌声が外に漏れないようにするためにはどんな環境にしておくといいのか、見ていきましょう。
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自宅で歌の練習をする時の環境を整える
何か特殊な防音対策をする前に、すぐにでもできることは自宅の部屋の環境を防音のために変えてみることです。
- 窓際で歌を練習しない
- 壁際には背の高い家具を置く
- 厚手のカーテンをする
歌声が伝わる経路を塞ぐために、一番の原因になる窓の近くでは練習しないようにしましょう。また、壁に音が伝わりにくくするために、背の高い本棚などの家具を置くと、歌声が直接壁にぶつかることがなくなるので防音効果が高まりますよ。
カーテンを閉めておくのも、防音対策になります。カーテンの波状のドレープが音を吸収すると言われています。厚手のカーテンだとさらに防音効果はアップします。
自宅で歌の練習をする時には部屋をこんな環境にしてみると、防音効果があえうのですが、防音効果を高めるために防音シートなどを購入して設置するとより効果的ですよ。
とはいえ、防音シートを買うのもお金がかかりますね。身近なものでできる対策としては、布団を何枚も被ってその中で歌う、という方法もあります。我が家の場合は声楽的な発声練習をするため、姿勢も肝心なのでこの方法は無理でしょうが、一般的にカラオケの練習などにはよさそうですよね。
まとめ
今回調べていて、段ボールや卵のパックを壁に設置するといい、という方法も見つけたのですが、音は振動により伝わるため重量の重いものの方が効果があると言われています。
元々音漏れが少ない場合にはある程度は効果があるようですが、賛否両論と言ったところでしょうか。実際、以前ピアノを壁際に置き練習していた時に、少しでも防音しようと段ボールを窓に貼ったりもしましたが、やっぱり壁を伝って外に聞こえているんですよね。
もし、段ボールを使うなら、壁一面に貼るぐらいにしないといけないと思います。
とりあえず、娘の部屋のカーテンはこの機会に買い替えてみようと思います。というのも、インテリア量販店の既製品ですが結構使い込んでてそろそろ・・・という気もしていたところなんです。
思う存分自宅で歌の練習ができるよう、まずはカーテンを買いに行ってきます。
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