バスが混雑して乗れない!原因と実態は?

家から最寄りの駅まではバス通勤の私。大雨の日の朝、早めのバスに乗るべく家を出たのですが、来たバスは既に超満員で、それ以上は乗れない状態です。

さらに、そのバスからは『バスが大変混雑しております。次のバスがすぐ来ますので、ご乗車の方は、次のバスにご乗車ください』とのアナウンスが聞こえ、ドアも開かずに走り去ってしまったのです。誰にともなく、憤りと悔しさがこみ上げてきました。

ただ、早めに家を出たので会社には間に合いましたが、こういう時って降車口から数名乗せるなど、臨機応変な対応はしてもらえないのでしょうか?

気になったので、調べてみる事にしました。

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バスの混雑の原因

そもそもバス、特に雨の日のバスはあんなに混雑しているのでしょう?バスの手すりや、つり革にも原因があるようです。

平成19年に国土交通省から出された『バスの車内事故を防止するための安全対策の提言』では、手すりの位置について、具体的な提言が示されています。

手すりに関しては、『縦握り棒は座席2列(横向き座席の場合は2席)ごとに1本配置する』ことが明記されています。その他の手すりに関しても、いくつかの提言が示されている為、バス会社はそれに準拠して手すりを設置していることが多いようです。

つり革に関しては、各バス会社で基準を設けているようです。というのも、つり革の高さに関しては、バスだけでなく、電車でも試行錯誤がなされていたのを聞いたことはないでしょうか?

つり革の高さを背の高い人に合わせると、背の低い人がつり革に届かず、逆に背の低い人に合わせると座席から立ち上がる時につり革にぶつかって邪魔になると言った問題です。

この問題をうけて、各バス会社では手すりの位置や本数に合わせて、独自につり革の高さを決めているようです。

バスに乗る時、特に混雑していて座れない時は、掴まりやすい所に掴まりたいですよね。

その為、バスの手すりやつり革の状況によって、背の高い人が奥まで詰めず真ん中に立っていたり、背の低い人が手すりのあるところに集中して立っていたりということがおきます。

すると、実はもう少し詰めればまだ乗れそうなのに満員で乗れない、といった状態になってしまうのです。

混雑したバスは通過してしまうものなの?

バスには定刻よりも早く出発する、いわゆる早発の禁止・定時運行義務があります。同じ行き先のバスで先行のバスは、各バス停に停まる為、どうしても遅延・混雑状態になってしまいます。

本数の多い路線の場合、同じ行き先の後続のバスがすぐに来るので、終点近くで乗れない状態になると、そのまま通過してしまうということのようです。

因みに、このように後続のバスがすぐ来てしまう路線では、起終点で調整時間を設け、定時運行ができるよう、先述の安全対策のための提言にも盛り込まれています。

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混雑時に降車口から乗せてくれないの?

路線バスのドアは、一般的に前と真ん中、もしくは後ろの2か所にあります。後ろ乗り前降りだったりその逆だったり、バス会社や地域によって、異なりますよね。問題は、特に前降りのバスの場合に発生するようです。

前降りのバスには、前では整理券の発行やIC乗車券の処理ができません。運転手が手作業で行うことも一応可能ですが、それ以前にバスの利用は先着順、という点にあります。

道路運送法第14条では、『一般旅客自動車運送事業者は、運送の申込みを受けた順序により、旅客の運送をしなければならない。ただし、急病人を運送する場合その他正当な事由がある場合は、この限りでない。』とあります。

一般旅客自動車運送事業者とは、バスやタクシーの総称です。途中バス停などで整列乗車しようとしている人がいるのに、『前から乗せてくれ』といった人を前から乗せてしまっては、乗り口から乗ろうとしている人に対して公平ではないですよね。

運転手が臨機応変に対応しても、かえってクレームが生じてしまうこともあるので、バス会社や地域によっては様々な取り組みを始めたところもあるようです。

混雑時に工夫していることはないの?

とある、市バスでは朝のラッシュ時、2つのバス停に案内整理員を配置し、利用者が乗車の際に詰めてもらうよう声かけをするなど、混雑で乗れない状態を防ごうとしています。

また、市バスでは平日の朝のラッシュ時で雨天時のみ、臨時便を設け、増発することで混雑解消に努めています。

おわりに

バスが混雑しているときに乗れないと、すごく悔しい思いをします。ただ、それはバスの定時運行・安全運行の為だと思うと、少し納得もできるし、バス会社側も少しずつではありますが、工夫をしてくれていることが分かり、少し安心しました。

ただ、まだ一部の事業者だけのようですので、この動きがもう少し全国的に広まるといいのにと思います。


 
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