今日の日差しも強そう!日焼けで色黒になるのも嫌だけど、シミやしわの原因になるっていうのは、悲しいかな既に体験済みです。シミに対する化粧品の効果も期待してるけど、もうこれ以上は肌にダメージを与えたくないから、顔は日焼け止めでガードしておきたいですよね。
日焼け止めと言えば、数年前に大変な思いをしたことがあるんです。実は、開封後どれだけ経ったものかもわからない日焼け止めを見つけて、もったいないから、と顔に塗ったことがあるんです。その結果、顔が酷く赤くただれてしまったんです。
化粧品にも使用期限があるなんて。口に入れる物でもないし、そんなに重大な事ではないと考えていました。それが、その一件で化粧品の使用期限について、改めて考え直すきっかけになったんです。
化粧品には使用期限ってあるの?開封後どれだけ経ったら使えなくなるのか、調べてみました。
開封後の化粧品はどうなっていくの?
化粧品は開封後、その時から空気に触れると変質が始まっていきます。化粧品は開封後、どんな状態になっていくのか、詳しく見ていきましょう。
酸化が進行する
化粧品の成分には、保湿の効果を高めるために油分が含まれています。しかし、油分は酸素に触れると化学反応が起きて変質してしまう性質を持っています。
わかりやすいのが、包丁で切ったリンゴがみるみる茶色に変色する現象です。これも、リンゴが空気に触れることで酸化している状態なんですよ。
酸化によって、過酸化脂質に変質した化粧品を使ってしまうと、肌トラブルを招く原因になるんです。過酸化脂質は、メラニン色素を変質させる作用があります。酸化した化粧品を使い続けていると、美白化粧品だとしてもシミの原因になってしまうんですね。
雑菌が繁殖する
開封後の化粧品を扱ううち、持ち主の手を介して雑菌が付着し、やがて化粧品の容器の中で増殖してしまいます。特に黄色ブドウ球菌は、アトピー性皮膚炎との関連が強く、痒みが起こる原因にもなるんですよ。
また、化粧品を付ける部分に傷があると、雑菌によって化膿することもありますし、次にあげるようなリスクもあるんです。
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使用期限の過ぎた化粧品にはこんなリスクが!
化粧品は、開封後すぐに肌に影響を及ぼすという訳ではありません。酸化が進んだり雑菌が繁殖して肌に悪影響を引き起こすとされるのは、使用期限が過ぎてしまった化粧品、と言われています。
肌には、こんな影響が出る可能性があるんですよ。
- シミ
- そばかす
- 肌のくすみ
- ニキビ
- 吹き出物
- 痒み
- かぶれ
使用期限の過ぎた化粧品が肌に与えるダメージって、怖いんですね。開封後どれだけの日数が経つと、使用期限となるのでしょうか?詳しく見ていきましょうね。
化粧品の使用期限とは?
化粧品の使用期限には、開封する前と開封後では大きな違いがあるんですよ。
開封前の化粧品の使用期限
使用期限を過ぎた化粧品は肌に良くないですよ、と言ったとしても、実際には化粧品のパッケージに使用期限が書かれていないことが多いんです。実はこれには薬事法との関連があるんですよ。
薬事法には、製造や輸入した後、未開封の状態で3年を超えて品質が安定していると保証できるのものについては、使用期限を記載しなくてもいい、という趣旨の内容が記されています。
しかし、気を付けなければならないのは「3年を超えて」との意味です。3年間の品質の保証はできるのだが、3年以上の状態は検証していないので保証はできませんよ、という意味になるんですよ。
例え、3年を過ぎて使用してみた時に肌のトラブルが起こったとしても、自己責任となる意味が含まれていることになるんですね。安全性を考えれば、開封する前の化粧品の使用期限は、基本的には製造した日から3年間ということになります。
もちろん、3年より短い保証であれば使用期限が記されています。開封前の使用期限については、パッケージを確認してみて判断した方がよさそうですね。
開封後の使用期限とは?
開封後の化粧品の使用期限は、開封する前よりも短くなります。理由としては、先ほど述べた化粧品の酸化や雑菌の繁殖による品質の劣化ですが、化粧品の種類によっても使用期限の違いがあるんですよ。
使用期限の短い順に見ていきましょうね。
- 使用期限が開封後3ヶ月以内の化粧品
- マスカラ
- リキッドアイライナー
アイメイク用の化粧品は、特に注意が必要とされています。その中でも、目のギリギリで使うことが多い化粧品は要注意なんですよ。雑菌が付着したマスカラやアイライナーを使うことで、目に悪影響を及ぼすのを防ぐためなんです。
リキッド状の化粧品は、粉状のものよりも雑菌が繁殖しやすいと言われています。その上、洗わずに毎日同じブラシや筆を使い続けることになるので、使用期限も短めに設定してあるんですね。
- 使用期限が開封後6ヶ月以内の化粧品
- リップクリーム・口紅・グロスなど
- 化粧水・乳液・美容液などのスキンケア化粧品
- 日焼け止め
- ファンデーション
- 化粧下地
唇の皮膚は薄くて敏感です。化粧品の変質によって影響を受けることもありますよ。また、スキンケア用品はすっぴんの状態で使用するアイテムなので、使用期限が過ぎたものだと、悪影響をダイレクトに受けやすくなります。
日焼け止めの場合は、酸化や分離しやすい化粧品です。紫外線を防ぐ強力な作用がある成分が入っているので、肌への負担も大きいと言えます。
ファンデーションや化粧下地も、リキッド状なので雑菌が繁殖しやすいものです。加えて、汚れたパフを使い続けることも肌に良くありませんよ。いつでも清潔な状態のパフを使うようにしましょうね。
- 使用期限が開封後1年以内の化粧品
- アイシャドウ
- ペンシルアイライナー
パウダータイプのアイシャドウやペンシルアイライナー、繰り出しタイプのアイライナーは、リキッド用のものより使用期限が長くなりますよ。繰り出しタイプであれば、使うたびに新しい芯になることから雑菌からの影響は少なくて済みます。
しかし、パウダーを乗せるチップも清潔な状態を保つよう、週に1度は洗う、使い捨てのチップを定期的に変えるなどしましょうね。
- 使用期限が開封後2年以内の化粧品
- チーク
チークは、大体はファンデーションを塗った後に使うアイテムになりますね。しかも頬に使うだけなので、あまり神経質にならなくてもいい、と言われていますよ。しかし、クリーム状のチークは、パウダー状よりも酸化しやすいので、臭いや色などおかしいなと思ったら使うのを止めましょうね。
まとめ
普段から、化粧品の状態にも目を向ける必要もあるんです。使用期限までにはまだ日にちもあるから大丈夫、と過信せずにこんな状態になったら使うのを控えましょうね。
- 分離している
- 変な臭いがする
- 変色している
こんな状態の化粧品は、変質している可能性がありますよ。もったいないから・・・とせずに肌のことを第一に考えて、思い切って廃棄してしまいましょう。
いつ開封したのかわからないような化粧品は、いきなり使うようなことはせずに、よく観察してみましょうね。高い化粧品を使っている人には、胸が痛いことではありますが、肌にダメージを与えては元も子もありませんよね。
私も、あの使用期限切れの日焼け止めを使った時の衝撃と言ったら・・・です。もう二度とあんな思いはしたくありません。だからこそ、開封済みの化粧品の使用期限には気を遣おうと思います。
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