知り合いがペットを飼ったというので、遊びついでに会いに行ってみたことがあります。
その知り合いのペットはハムスター。動き回る様子を見ているだけで、一日中過ごせてしまいそうなほど愛らしさに溢れていました。
こんな可愛い生き物がいるのか!ずっと見ていたい!
知り合いの家のハムスターでウキウキ気分。ペットを飼いたい気分でいっぱいになってしまったのでたまらず
「ペットが飼いたい」
とその知り合いに宣言してしまいました。
すると友人からは「どの動物が飼いたいの?」と冷静な返事。
気分が盛り上がっていたので簡単にしかく考えておらず、
飼育の方法やそれにかかるお金などもあまり知らなかったので
ここは素直に聞くことに。
「どんな動物がいいの?」
動物が好きな知り合いなのでいろいろな動物の話になりました。
飼育が比較的簡単なハムスターやモルモットにデグーなどマウス系のペットの話や、犬や猫に鳥類にまで及びました。ひとしきり聞いた後に最後に気になったので「変わったペットを飼っている人はいるのかな?」
と聞いてみると「カメレオンは知ってる」とのこと。カメレオン?どうやって飼育すれば良いのか見当もつきません。ペットの中でもカメレオンは飼育が簡単ではないという印象があります。
実際に飼うというわけでもないけれど、すごく興味をそそる内容なので深く掘り下げて聞いてみることにしました。まずはカメレオンの飼育に必要となる物についての話です。
飼育に必要な物
- 餌
カメレオンに与える餌は主にコオロギやミルワームなど、動物性のものです。
餌を与える際に決まった量は定められていないので、体調や食べられる量の見極めていきましょう。
また同じ餌でもカメレオンが食べ飽きる場合があるようで、冷凍の餌などを数種類用意しておく必要もあるのだとか。
中には生きたコオロギやミルワームを餌として別に飼育する方もいるようです。
果実や葉なども食べられる品種などもいます。事前によく調べておきましょう。
- ゲージ
ペットを飼育するとき、まず必要となるのはゲージです。
カメレオンは木登りもするので、ゲージは広さと高さが十分あるものを選ぶと良いでしょう。
簡単な目安としては高さと幅・奥行きともに50cm以上です。
- 給水器
ハムスターなどの小動物の飼育でよく見られる給水器ですが、小動物用の物を簡単に流用せずカメレオン用の物を選びましょう。
カメレオンは動きのないものには、なかなか反応してくれません。
水に動きを持たせ水だとわかってもらうために、水滴を少しずつ落とすことが可能なカメレオン用の給水器が必要になります。
またスポイトなどがあれば近くにポタポタと水を落として、興味を引き給水器まで誘導できるので便利です。
- 保温ライト
飼育環境の温度管理をするために使用します。
20度〜30度の間が一般的です。しかしながら品種や個体によっても異なります。事前に調べておいて様子をみながら温度を調節するようにしてください。
日向はしっかり温かく日陰はきっちり涼しい環境がベストのようです。
温度管理とは別に紫外線ライトを併用すると明るさを確保すると同時に、カメレオンの健康管理もできます。 - 枝・木・植物
枝や木・植物にも種類があるので、カメレオンの飼育環境に適した植物などを選びましょう。
野生の環境と近いとストレスも少なくなります。
カメレオンの品種
カメレオンを飼うのに必要な物も大切ですが、飼うにあたって品種の知識も欠かせません。
品種によって育て方にも違いがでるようなで、あらかじめペットショップの方などに飼育の簡単な品種や品種ごとの注意点を聞いておきましょう。
ペットとして人気のある品種とその特徴を簡単にまとめました。
- エボシカメレオン
数あるカメレオンの種類の中でも比較的飼育が簡単な品種です。
その名の通り頭が烏帽子のようにとんがっています。昆虫などの動物性の餌しか食べないことが一般的なカメレオンの中でも、コノハカメレオンは、果物や葉を食べることができるという特徴があります。
- コノハカメレオン
とても小さい種類のカメレオンで、成長しても5cmほど。
他のカメレオンと比べて安価で販売されていることが多いようです。 - パンサーカメレオン
人懐っこい種類のカメレオンです。慣れれば人の手から餌を食べてくれます。
産地によって様々な色の個体がある種類です。
カメレオンの価格
コノハカメレオンやエボシカメレオンは5000円から2万円ほど。パンサーカメレオンは5万円〜数十万円と、品種によって金額に大きな差があります。
飼育に必要な物の購入や餌または病気の際の治療など、その都度かかる費用もあるので金銭的にもきちんと手がかけられるかを考えて選びましょう。
まとめ
カメレオンについてこうしてまとめてみると、飼育が簡単な生き物ではないということが分かります。
ですが手間のかかる分だけ、ペットを飼育を楽しみたい方にはぴったりな生き物でしょう。
また飼っている人が多くはない生き物なので、病気をした時の治療のことも注意しておかねばなりません。いざという時に見てもらう病院を探しておいたり、治療費も幾らか用意するなどしておくと安心です。
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