来年高3の従妹がこんなことを言っていました。
「来年は受験本番の高3なんだけど、今から不安だよ……。部活も最後までやりたいし、自信がない教科もあるし、高3ってどうしたらいいんだろう?」
たしかに、いざ本番を目の前にするとドキドキしますよね。高3の一年間ってどんなふうに過ごしたらいいんでしょう?ちょっと調べてみました。
もちろん受験勉強は早くするに越したことはない
あたりまえですが、大学受験の準備は早くからするのが良いに決まっています。
高1からだったら、今マスターしておくことで、高3の入試まで忘れないものを中心にやりましょう。特に国語(現代文、古文、漢文)と小論文を中心にやります。国語は、一度得点力がつくと落ちることがほとんどないのです。
ほかの教科は苦手意識をなくしておきましょう。高2からスタートする場合、最初の3か月で英単語をぎっしり覚えましょう。ここで、英単語をマスターするだけでなく、効率のいい暗記法を見つけるのです。
これはほかの暗記教科にも応用できますよ。それから英熟語、数学をやっていき、高3になったら過去問中心にこなすのです。
高3から大学受験の勉強をスタートする、というのは、だいぶ遅くてかなり危険だということは頭に置いたほうがいいでしょう。
すでに2年前から頑張っている人たちと勝負をするのに、1年かけないで勝つというのがどれくらい難しいかは、想像くらいつくと思います。
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それでも高3から間に合わせる勉強法
春の間に志望校を決め、情報収集しよう
高3の春の時点で、行きたい大学を決めておきましょう。もう決まっているというのであればここをすっ飛ばして次のステップです。
まだ迷っているという人は、最低でも春が終わるまでには決めておきたいところです。
志望校が決まったら、志望校の情報を集めましょう。入試の日どりや受験科目などはすぐにみなさん調べると思いますが、それだけでなく、受験合格日記や体験談も探して読んでおくべきです。
ネットで少し探せば、体験記は出てくることでしょう。よさそうなことはマネしたり、失敗したことや後悔していると書かれていることは自分も気をつけたり、どんどん活用しましょう。
春の模試で立ち位置を確認しよう
5月くらいに全国模試があるはずですので、その模試で、自分がいまどれくらいのレベルにいるのか、立ち位置を確認しましょう。
合格県内まで、どれくらい頑張らなければならないのか、ライバルたちとの差を認識しておくのです。悪くても凹みすぎないこと、よかったからといって油断しないことが重要です。
本番までの計画を立てよう
勉強法で重要なのが、計画を立てることです。春の時点でぜひ考えておいてほしいのが次の5つです。
- 教科の優先順位
- 過去問をはじめるタイミング
- センターでしか使わない教科の勉強法
- リスニング対策
- 二次試験対策
それぞれ考えて計画を立てておくと、夏以降に本格的に勉強を始めるときに良いですよ。「夏休み中に基礎を終わらせて、秋から過去問を解く」などというふうにイメージを持っておきましょう。
この計画を立てるときに必要となるのが、模試で確認した自分のレベルと、志望校の傾向です。この計画は夏休みや秋以降、冬休みなど、ちょくちょく自分に合わせて変更していってくださいね。
夏休み中に基礎を終わらせよう
高3の約一年間で大学受験に臨むためには、「夏休み」が最重要です。高1や高2から受験勉強してきた人たちに追いつき追い越すためには、夏がキモなのです。
夏休みは徹底的に基礎を勉強しましょう。英語なら英単語と文法を、数学なら公式を、古文漢文なら語句の用法や文法を、教科書に載っているレベルは漏れなくさらっておきましょう。
基礎ができなければ、応用問題は解けません。基礎を制する者が受験を制するのです。
まとめ
高3から大学受験の勉強をするのはとても大変なんですね。
それでも間に合わせるには、志望校の情報をしっかり収集することと、夏休みを踏ん張ることが大切なようです。
従妹に教えてあげようと思います。
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