「試験が近いのに、勉強にやる気が出ない…」
「受験生なんですが、どうしたらもっと、
やる気を出せますか?」
節目ごとにやってくる、テストの時期や、
受験に向けて、勉強しなければならない、と、
わかっていても、やる気が起きない時ってありますね。
不安や焦りはあるのに、いざ机に向かってみても、
ため息ばかりで、一向に勉強が進まなかったり…
そんな時に、やる気を引き出すコツと、
おすすめの勉強方法を、お話ししましょう。
短時間集中&ご褒美システム
「今日は、ここからここまで勉強する」と、
範囲を決めるよりも、有効なのは、
「〇〇分だけ勉強する」と、時間を決める方法です。
時間は、あまり長く設定しないで、
20分~30分程度が、おすすめです。
人間の、集中力が高まる時間は、
30分が限界、と言われています。
これは、集中しているときの脳が、
必要な部分に、エネルギーを集め、
その他の部分の働きを、セーブしようとするため。
そうやって、コントロールもしながら働いている分、
エネルギーの消費も大幅に増え、30分以上、
その状態を維持するのは、難しいのだそうです。
さらに、設定した時間勉強が終わったら、食べ物、
テレビ、友達との電話など、自分にご褒美をあげる、
と決めると、さらにやる気アップ効果が。
もちろん、一日15分~30分の勉強だけでOK、
というわけでは、ありません。
平日であれば、夕飯前に30分、お風呂の前に30分、
寝る前に30分…と、生活の中に少しずつ、
勉強する時間を、組み込んでいくとよいですね。
自分で設定した勉強時間の間は、テレビや、
携帯・スマホの、電源を切り、時間になったら音の鳴る、
タイマーや目覚まし時計を使って、
時間を測りましょう。
時間を気にして、チラチラ携帯の画面を見ていては、
集中できませんし、メールや電話に気付いてしまうと、
せっかくのやる気も、失われてしまいます。
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20分~30分では、大した勉強ができないと、
思うかもしれませんが…
やる気の出ないまま、ダラダラと数時間勉強するよりも、
ずっと集中でき、実になる勉強方法なんです。
できれば、勉強する教科や内容を、その都度、
変えるのがおすすめです。
その理由は、のちほど説明します。
脳と体に「刺激」を与えてやる気アップ!
「勉強する=脳を使う」ですから、
脳を刺激してあげれば、やる気も集中力も、
ぐっとアップします。
では具体的に、どんな方法が「脳の刺激」に、
なるのでしょうか?
【いつもと違う環境を作る】
脳を最も疲れさせ、活性を下げるのは、
同じことを、ずっと繰り返すことです。
それを防ぐための方法のひとつとして、
勉強する場所や環境を、変えてみてはどうでしょう?
休みの日には、自宅を出て、図書館や、
ファミレスなどで、勉強してみましょう。
初めて行く場所ほど、脳は刺激を受けます。
いつも図書館で勉強している人なら、一駅先の、
違う図書館へ行ってみるのも、おすすめです。
【体を動かす】
体を動かすのも脳の役目ですから、運動は、
とてもよい、脳の刺激になります。
最初に紹介した、短時間集中の勉強法の合間や、
勉強を始める前に、散歩やストレッチなどで、
軽く体を動かしましょう。
図書館など、自宅以外の場所へ行くときも、
バスや電車を、目的地のひとつ前で降りて、
少し多めに歩いてみるのも、いいですね。
また、暗記系の勉強の時は、体を動かしながら、
勉強する、という方法も。
部屋の中を歩き回りながら、単語帳を眺めたり、
憶えたい事項を、声に出して読み上げてみたりと、
脳のあちこちを同時に使うと、記憶力はアップしますよ。
先ほど、決めた時間ごとに、教科・内容を変えるのを、
おすすめした理由は、変化をつけることが、
脳への刺激に、つながるからなんです。
最後に
さて、いくつかやる気の出る方法をご紹介しましたが、
実は、もっとも効果的な方法が、もうひとつあります。
それは「勉強の成果を実感する」ということ。
やる気が出ない時は、今自分ができないこと、
苦手なことなど、ネガティブな方向に、
意識が向いてしまっている、場合が多いのです。
今日紹介した、おすすめの勉強法を数日試したら、
必ず、よい変化が、どこかに表れるはずです。
テストの点数が上がった、授業で質問に答えられた、
問題を解く時間が早くなった…
自分の良くなった点、変わった点を確かめ、実感して、
頑張った自分に、ご褒美をあげましょう。
そのポジティブな考え方こそが、必ずまた、
次のやる気に、つながるはずです!
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