写真を古いアルバムの台紙からはがすには?傷めないはがし方!

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先日久しぶりに実家に帰った時、
本棚を整理していたら、かなり
古いアルバムが出て来ました。

私が赤ちゃんだった頃の約30年ほど
前に撮られた懐かしい写真。

 
昔ながらの重たい厚みのあるアルバムは、
台紙に写真を貼り付け、上からフィルム
カバーするタイプ。

残念ながらアルバム自体もかなり
劣化がすすみ、

背表紙は破れ、台紙も黄ばんだり
茶色に変色していています。
 

せっかくだから、写真だけ台紙からはがし
新しいアルバムに張り替えようと思ったの
ですが、これが思いの外大変で。

なかなか台紙からはがれず、写真が破れ
そうになるのです。困ったなぁ。
どうしたら上手くはがせるかしら。

そこで、古いアルバムの台紙からキレイに
写真をはがす方法について
調べてみる
事にしました。

熱を使ってはがす方法

このタイプの台紙の表面には、横方向に
粘着剤が刷り込まれています。

この粘着剤が長時間経つと、写真の裏面
にべったりとはがれにくくなるとか。

この台紙塗られた粘着剤を熱で膨らませ
写真と台紙とにすき間を作ってはがす
方法があります。

では、具体的に作業手順を見てみます。

 

両面タイプに:ドライヤーと爪楊枝、ピンセット

一枚の台紙の表と裏の両面に、写真が
貼られている場合は、ドライヤーの熱風
利用します。

  1. 台紙のフィルムをはがす。
  2. 写真にドライヤーで熱風をあてる
    写真が変色したりしない様、少しずつ
    様子をみながら進める。
  3. 写真の裏面の糊が膨らんで、
    写真の端が少しめくれあがってきたら、

    写真と台紙の間に指が入れられるまで、
    爪楊枝やピンセットで写真の端を持ち
    上げる。

  4. 両手で写真の両端を持ち、そろり
    そろりと写真を手前に引っぱる要領で、
    写真を台紙からはがす。
  5. ※上方向に写真を引っ張り上げると、
    写真が破けたりすることもあるとか。

  6. はがした写真の裏面には、糊が付着
    したままなので、写真同士を重ねない

    直ぐ新しいアルバムに張り替えるか、
    汚れやカビが気になるなら、

    直射日光が当たらない場所に洗濯バサミ
    などで写真を干す

 

片面タイプに:アイロン

次に台紙の片面だけに写真が貼ってある
アルバムのやり方です。

  1. 写真よりひとまわり大きく
    台紙をカットする。
  2. 台紙の裏面にアイロンをあてて
    糊を膨らませる。
  3. 写真の端と台紙の間にすき間
    出来たら、ゆっくりと引きはがす。

    接着が強い場合は、再度アイロンを
    かけて再トライを。

両面に写真が貼ってある場合は、カット
する際に裏面の写真を切ってしまったり、

台紙の裏面からアイロンをかける際に、
この面に貼られた写真に直接アイロン
をかけるので、この方法で出来ません。

両面貼りの台紙は、ドライヤーでやって
みましょう。
 

プロに頼むなら?

はがす際に写真が破れたり、熱風が
熱すぎて変色したりと、大切な写真を
はがす工程で失敗が怖い。。。

そんな時には、プロの写真修復専門店
お願いしてみるのも方法です。

専門店では、昔のアルバムの表紙、
綴じ込み部分の修復から、

写真の新しい台紙への張り替えや、
劣化した写真の修復までしてくれます。

 
専門店の方のお話では、やはり手作業
で一枚ずつ慎重に台紙から写真をはがす
作業は、コストもそれなりであるとか。

L判の写真1枚あたり、150円から200円
程かかる様です。

自分にとってかけがえのない写真で
あれば、プロにお願いしてはがして
もらい、

写真自体の色あせ等を修復して貰うのも、
良いかもしれません。

まとめ

私が写真をはがしたかったアルバムは、
台紙の両面に写真を貼るタイプ。

ここは、じっくりと腰を据えて、
ドライヤーとピンセットでアルバムと
格闘する事にしました。

最初は、失敗してもガックリ来ない
写真から取り掛かり、要領を掴んで
行きました。

だんだんとはがす時の力の入れ具合
等が分かってくるものです。

はがした写真を、写真同士がひっつかない
様に洗濯ピンチに一枚ずつ留めました。

こうすると、新しいアルバムにセットする
順番を吟味し易くなり、作業効率もUP。

 
昔のアルバムの台紙からは想像出来ない
くらい、最近の台紙は耐久性も良くなり、

白一辺倒だったのが、今や黒やピンク、
クラフト色等、実に多彩

もちろん今どきのインクジェット写真
キレイに保存出来る様です。

実家の本棚で殆ど誰に見られることも
なかったアルバムをリニューアルして、

それを見ながら母と思い出話をしたい
なぁと思いました。

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