電子レンジの電磁波は本当に危険?人の体に与える影響について!

通信販売カタログを見るのが好きな私。

先日、カタログのページをめくって
いたら、キッチン周りの商品で、
ふと目にとまったものがありました。

 
それは、電磁波防止エプロン。

なんでも、IHクッキングヒーターや
電子レンジで使われる電磁波を
ブロックして身体を守る為だとか。

え?そんなブロックしなきゃいけない
程に、電子レンジって危険なの

 
よく見ると、電磁波除去装置なる
商品も併せて掲載されていました。

気になったので、検索してみると、
あります、あります、「電子レンジの
電磁波は体に有害」などの情報が。

本当に?

そんな「危険なモノ」が公然と売られて
いたら大変だし、電子レンジ、みんな
使っているよね。。と気になりました。

そこで、電子レンジの電磁波は、
人の体に危険なのかどうか

調べてみました。

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電子レンジとは?

そもそも、電子レンジがどうやって
食べ物を温めるのか、

また、その温めの元となる電磁波が
人の体にどう作用するのかを、
ざっくり見てみます。

 

電子レンジのしくみ

まずは、電子レンジの仕組みです。

電子レンジは、電磁波(マイクロ波)を
調理したい食品にあてて、食品内の水分
を振動させて、熱に変換します。

その熱によって、食品が鍋で茹でられた
ように柔らかくなったり、温められたりします。

 
では、電磁波はどんなものかが
気になります。

総務省の電波利用ホームページの
イラストが分かり易く説明しています。

http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/ele/pr/#4000215

送電線から、太陽光にレントゲンまで
幅広く周波数がある電磁波。

そのうち、3T(テラ)Hz以下のものを
電波法による「電波」と定義し、国で
きちんと規制管理されています。

電子レンジで利用される周波数は、
2.45GHz(ギガヘルツ)。

上記のイラストで言うところの、
テレビやFMラジオと携帯電話の間
の位置にあるようです。

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体への作用

電波が体に及ぼす影響として、総務省の
先述したホームページによると、大きく
3つに分類されるようです。

  • 刺激作用
  • 神経や筋に影響をあたえて、ピリピリと
    刺激を感じさせます。とても低い周波数
    でしか感じません。

  • 熱作用
  • 電波エネルギーが人の体に吸収されて、
    体温が上がります。

    約1度以上体の温度が、電波エネルギー
    によって長時間上がると、体に悪影響
    がでるようです。

    が、そこまでの影響をうけるほどの
    大きな電波を日常生活で浴びることは
    ないので、心配しなくてもよいとか。

  • 電離作用
  • レントゲンなど細胞の遺伝子を損傷
    させるものは、電離作用と言うようです。

このうち、電子レンジは熱作用
利用しています。

人が電子レンジの中に入るわけでは
ないですから、

電波エネルギーを受けて、熱作用で体の
一部がおかしくなることは考えにくい
ということです。

 

レンジの電磁波が危険の認識はどこから?

確かに検索をかけると、電子レンジの
電磁波は身体に良く無いと言う情報が
沢山見られます。

では、何となく電磁波が危なそうと言う
認識はどこから来ているのでしょう?

 

根拠のはっきりしないデマ

レンジの電磁波が危険では?と思うのは、
おそらくこんな説が一時期取り沙汰された
からの様です。

  • 発ガン性物質が発生するかもなどの
    理由で1976年に、旧ソ連で電子
    レンジの製造や販売が中止された
  • 電子レンジで温めた牛乳を
    飲んで、血液の成分が悪化した
  • 電子レンジで水を温めたお湯を
    冷まして、植木にその水をやったら、
    植木が枯れた

きちんとしたデータの裏付けが無かったり、
科学的実験としては不十分だったりと、

その後は信憑性の無い情報として
扱われている様です。

 

携帯電話の電波や電磁波過敏症

電磁波を受けると様々な身体の不調を
きたす症状として、電磁波過敏症
訴える方もいます。

WHOでは、この過敏症と電磁波との関連性
については科学的根拠は今のところ無い
言う見解の様です。

また、WHOのガンを専門に研究する機関の
国際がん研究機関(IARC)が、携帯電話など
で使われる電波について、2011年に

発がん性があるかもしれないと言う区分け
をしました。

携帯電話を常時使うとすぐガンになると言う
ことではなく、ガンのリスクが全く無いとは
言えないと言う事です。

国の見解としては、携帯電話の電波に、
国が国際基準と同一レベルで規制
設けているし、

IARCの見解は、ガンの発生率を上昇させる
と言う立証まではいっておらず、

現在もこの電波による健康的被害を示す
科学的データも無いと言うスタンスです。

 
「電子レンジの電磁波は危険」と言う認識も、

(携帯)電波=発ガン性=電子レンジも
危ない?という連想から来ている
のかもしれません。
 

レンジの電磁波が与える影響は?

先述した様に、電子レンジの庫内で照射
される電波が、人に影響を与える心配
として、熱作用があります。

 
庫内に人が入る事はないですが、

  • 庫内を開けた直後
    手を突っ込んで、大丈夫?
  • 庫内の近くにいて、レンジが
    動いている時に電磁波が漏れたり
    しないの?
  • 電磁波が当たった食品は、有害
    ではないの?

と言うことが気になるところです。
 

開けた直後の庫内は?

開けた直後の電子レンジは、何となく
庫内に電磁波が残っていそうなイメージ。

ですが、電子レンジは、扉が閉じられた
状態でしか電磁波が発生しない設計に
なっているそうです。

 
開けたらスイッチは自動的に切れます

電球のスイッチを切ると、光は残らず
直ぐに消える様に、

電子レンジもスイッチが切れると、
熱作用を引き起こす電磁波も
残ったりしないのだそうです。

 
つまり、開けた直後に手を入れても
熱作用を起こす電磁波のエネルギー
は直ぐ消えるので、大丈夫の様です。

 

電磁波がレンジから漏れる?

庫内のターンテーブルが回っているのを
何となく覗き込んでしまう私。

顔をそんなに近づけて電磁波が漏れたり
しないのか、と疑問も湧きます。

電子レンジの扉にある密閉シールで、
作動中の電磁波が外に漏れるのを
防ぐ設計がされている様です。

扉にある網状のシートの事です。

正規の電子レンジ商品ならば、この
設計がきちんとなされる様に、

電気用品安全法の基準でチェック
されているはずです。

 
電子レンジの扉に故障が無かったり、
シール材に破損や傷が無い状態なら、

庫内からの電磁波漏れは、
心配要らない様です。

 

食品の栄養が悪いモノにかわる?

栄養素が壊れて、害なモノに変わる?
などと言う声も聞かれる様です。

おそらく、電磁波=放射線=危ない
と言う思考から来ているのでしょうか。

 
WHO(世界保健機構)の情報シートに
よれば、電子レンジで温められた食品が、

放射性物質にはなり得ないと、
はっきり表示されています。

冷静に考えれば、当たり前。
そんな事あったら大変です。
 

電磁波でも、電子レンジの周波数での
作用は熱作用で、放射線の様に原子を
壊す電離作用はありません。

食品の栄養素も、電磁波の影響で
悪くなるとか言われることも。

野菜の加熱でビタミンが壊れるとか
言われますが、それは加熱による損傷
で、鍋で茹でたって壊れます。

むしろ、熱に弱いビタミンCやB1は、
短時間で加熱調理出来る電子レンジの
方が、壊れにくいとされています。

ただ加熱ムラがあって、肉類など十分に
加熱されていない部分もあり、その点は
注意が必要ですが。

また食品の中に、電磁波が残ると言う
事もありません。

 
先述のスイッチが切れると、電磁波は
止まり、庫内に電磁波が残らない理屈と
同じ様です。

つまり、電子レンジで温めた食品は、

放射線を帯びているわけでも無いし、
栄養素が電磁波のせいで有害なもの
に変化する事は無い、と言えます。

 

まとめ

昔から、理科は大の苦手。
何とかヘルツだとか、電磁波だとか聞くだけで、

何となく敬遠してしまうところが
あります。
 

それだけに、先入観で情報を検索して
しまうと、電磁波は危ないと言う情報
が沢山出て来て、

あ、やっぱり、なんて思ったり。

 

でも調べていくうちに、電子レンジも
きちんと法律や基準で安全を確保された
ものである以上、

電子レンジだけ危ないなんて言ったら
確かにおかしいな、とも思いました。

 
電子レンジの電磁波が身体に危険なら、
四六時中肌身離さず持っているスマホ
や携帯電話、無線ルーターとかだって、

電磁波にさらされる分、
気にしなくてはならないはずです。

電子レンジがなくては、とても
家事がまわりません。

あまり不安がらずに、これからも
お世話になろうと思いました。

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