仕事の合間に飲むコーヒー、最高ですよね。
お洒落なお店で飲む、紅茶、癒されます。
家族との団欒をとりもつ、緑茶、温まります。
でも、これらに含まれるのがカフェインです。
身近な飲み物だけに、気付かないうちに
中毒にならないか、心配でもあります。
自分が飲んでいる、コーヒーや紅茶、緑茶に
どれだけ、カフェインが含まれているのか、
また、一日にどれだけなら飲んでいいのか、
コーヒー愛好者の私には、切実な問題なので、
調べてみたら、面白い事が分かりましたよ。
カフェインの含有量
イメージとして、カフェインの多い順番は、
断トツでコーヒー、続いて緑茶?紅茶?
と言ったところでしょうか。
では、実際にその通りなのか、豆や茶葉から
抽出した場合と、ペットボトルなど、
市販の一般的な商品を、紹介しますね。
コーヒー
カフェインをあまり摂りたくない、という方に
お勧めなのが、デカフェ、ノンカフェイン、
カフェインレス、等と言ったコーヒーです。
カフェインの含有量が、限りなくカットされた
コーヒーですが、含有量が0mgと言った
デカフェは無いようです。
種類 | 全体のカフェイン量 | 100ml中のカフェイン量 |
---|---|---|
ドリップ150ml | 90mg | 60mg |
インスタント150ml | 86mg | 57mg |
デカフェ150ml | 0.1~1mg | 検出不可 |
ブラックコーヒー300ml(ペットボトル) | 180mg | 60mg |
ブラックコーヒー185~190ml(缶) | 93mg~159mg | 50mg~86mg |
カフェオレ190ml(缶) | 76mg | 40mg |
ドリップコーヒーと、インスタントコーヒーは、
95℃位のお湯で淹れたもので、
150mlというと、マグカップ約1杯分です。
ドリップコーヒーは、コーヒー粉を
フィルターで濾して、淹れたものです。
インスタントコーヒーより、少しカフェインが
多めですが、抽出時間や粉の量などで、
カフェイン含有量は、異なります。
市販の缶コーヒーでも、『無糖ブラック』と
謳っている物ほど、含有量は少なく、
『ブレンド』と記載されている物は、含有量が
多い傾向にあるようです。
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紅茶
最近は紅茶ブームで、色々な味の紅茶が
あるので、つい飲んでみたくなります。
種類 | 全体のカフェイン量 | 100ml中のカフェイン量 |
---|---|---|
紅茶150ml(茶葉から抽出) | 30mg | 20mg |
紅茶500ml(ペットボトル) | 60mg | 12mg |
ミルクティー500ml(ペットボトル) | 80mg~95mg | 16~19mg |
紅茶は、95℃位のお湯で抽出したものです。
コーヒーに比べると、含有量は少なめですね。
ただ、驚きなのが、市販のミルクティーの方が
ストレートより、多く含まれています。
これは、ミルクが入っている分、紅茶の香りや
風味を出す為に、紅茶を濃くしているからです。
緑茶
種類 | 全体のカフェイン量 | 100ml中のカフェイン量 |
---|---|---|
玉露150ml(茶葉から抽出) | 240mg | 160mg |
煎茶150ml(茶葉から抽出) | 30mg | 20mg |
緑茶500ml(ペットボトル) | 50mg~65mg | 10~13mg |
緑茶は、95℃位のお湯で抽出したものです。
緑茶でも、煎茶、いわゆる普通の茶葉で
淹れたものは、カフェインの量は
紅茶とあまり、変わりません。
ただ、玉露は通常、熱いお湯で、淹れません。
60℃位のお湯で、淹れた時のカフェイン量が
上記ですが、コーヒーより多いのは驚きです。
でも、お茶には脂肪の吸収を穏やかにする等、
様々な効果があるので、お茶好きの方は、
上手く、組み合わせて飲むといいですね。
一日の摂取量
気になるのが、一日にどれ位まで
カフェインを摂取しても、大丈夫なの?
という素朴な疑問です。
カフェインによる中毒死、といった
事故も、実際に報告されています。
結論から言うと、日本では、食品のリスク評価を
行っている、食品安全委員会は、2016年時点では
カフェインの安全摂取量を、示していません。
ただ、海外では基準が示されている国が
いくつかあるので、紹介しますね。
対象者 | 1日当たり悪影響のない最大摂取量 | 最大飲料換算(目安) | 機関名 |
---|---|---|---|
子ども(4~12歳) | 2.5mg/体重kg/日 | ミルクティー1本(500ml/本) | カナダ保健省 |
子ども(5~12歳) | 3mg/体重kg/日 | 緑茶2本(500ml/本) | オーストラリア食品基準機関 |
健康な大人 | 300mg | コーヒー3杯半 | オーストリア保健・食品安全局 |
健康な大人 | 400mg | コーヒー3杯半 | カナダ保健省 |
各国でバラつきはありますが、子どもは
1日35~110mg、大人は300~400mg位までだったら、大丈夫といった感じでしょうか。
甘いからと言って、幼児にペットボトルの
紅茶を、一気飲みさせるのは、
危険なので、止めましょうね。
また、大人でも、コーヒーをよく飲む人は
紅茶や緑茶を、デカフェにするなど、
飲み方を工夫するのも、大事ですね。
まとめ
まとめると、カフェインを一番多く含むのは
玉露、コーヒー、続いて紅茶と煎茶、といった
結果になりました。
因みに、カフェインを摂りすぎているかも、と
気になる方は、カフェインは、水よりお湯に
溶けだす性質を利用して、最初に抽出された
物を捨てる、という方法もあります。
または、水出しにするという方法もありますが、
温かい物を飲みたい時も、ありますよね。
やはり、加減して飲むのが一番かもしれません。
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