仲の良いママ友と
ランチに行った時の話です。
ママ友「最近、献血に行ってきたんだけと、
血液検査もしてくれて、健康診断
の代わりに良いかも。」
私「そんなに良いの?」
ママ友「きちんと血液検査の結果も
通知できて、おすすめだよ。」
献血は若い頃に好奇心で1回だけ
したことがありますが、
あまり記憶にありません。
ママ友がおすすめしてくれる位、
本当に血液検査をしてくれるのでしょうか?
献血でしてくれる血液検査について
調べました。
献血でしてくれる血液検査とは?
献血でしてくれる血液検査の項目は
どのようなものがあるのでしょうか?
献血で検査してくれる血液検査は、
大きく分けて、5つの項目で検査します。
血液型検査
- ABO血液型検査
- Rh+-型検査
- 不規則抗体検査
- HLAの一部の検査
ここでは名前の通り、
基本的な血液の検査などをされます。
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感染症検査
- 梅毒血清学的検査
- B型肝炎 HBs抗原、HBc抗体検査
- C型肝炎 HCV抗体検査
- エイズ HIV-1、2抗体検査
- HTLV-1抗体検査
- ヒトパルボウイルスB19抗原検査
ここでは、感染症に感染していないかを
調べます。
感染している場合は、重篤な病気もあるため
病院で検査を受けた方が良い項目です。
生化学検査
- ALT→肝臓に多く含まれる酵素です。
肝炎など肝臓の病気の時に
上昇します。 - γ-GTP→肝、胆道、膵、腎臓などに
多く含まれ、肝炎、胆道閉塞、
などで上昇します。 - 総蛋白→蛋白の総量です。
- アルブミン→血清蛋白の半数以上を占める、
健康診断のスクリーニングとして
判定されます。 - アルブミン対
グロブリン→比率が変化することで
病気を判定します。 - コレステロール→肝像や胆道の病気で
上昇することがあります。 - グリコアルブミン→糖尿病の検査の1つです。
健康診断での血液検査にある
検査項目です。
検査結果の数値によって、
病気である可能性があると判定されます。
血球計数検査
- RBC 赤血球数
男性 425万~570万/μL
女性 375万~500万/μL - Hb ヘモグロビン量
男性 13.3~17.4g/dL
女性 11.2~14.9g/dL - Ht ヘマトクリット量
男性 39.0~50.4%
女性 34.0~44.0% - MCV 平均赤血球容積
80.0~100.0fL - MCH 平均赤血球ヘモグロビン量
26.0~34.0pg - MCHC 平均ヘモグロビン濃度
32.0~36.0% - WBC 白血球数
3500~100000/μL - PLT 血小板数
14万~38万/μL
数値は標準値になります。
これも、健康診断の血液検査の
項目になります。
数値が標準値より上昇や減少していると
病気が疑われる検査になります。
拡散増幅検査
- B型肝炎ウイルス検査
- C型ウイルス検査
- エイズウイルス検査
感染症検査で合格した血液のみ、
全国4ヶ所の検査施設に運ばれ
詳しく検査をします。
献血を断られる事例
献血は誰もが出来るわけでは、
ありません。
献血を受けれる16歳から
69歳までの年齢制限の他に
次のような方は、献血ができません。
- エイズ検査が目的の方
- アボダート、プロペシア、プロスカーの
育毛剤を使用されている方 - 3日以内に出血を伴う歯科治療をした方
- 6か月以内に不特定多数の性的な接触が
あった方 - 男性で6か月以内に男性との性的接触が
あった方 - 6か月以内に、麻薬や覚せい剤を使用した方
- 4週間以内に海外から帰国した方
- 1980年以降にヨーロッパの対象国に滞在した方
- 輸血や臓器移植を受けた方
- B型肝炎やC型肝炎、エイズウイルスの保有者
- 梅毒、C型肝炎、マラリアにかかった方
- プラセンタエキス注射を使用した方
当てはまる方は、献血は出来ません。
献血のための血液検査も
受けることが出来なくなります。
特にエイズ検査結果は
お知らせしてもらえません。
エイズ検査目的での献血は
しないようにしましょう。
まとめ
献血での血液検査は、
健康診断の血液検査以上に
検査してもらえることがわかりました。
血液検査が無料でしてもらえ、
献血した血液で困っている人を
助けることができ、一石二鳥になります。
ただし、献血で断られる事例に
該当する方は、
安全な輸血をしていただくために
献血することを控えましょう。
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