遠方に住んでいたおばあちゃんが、
わが家へ引っ越してくることになりました。
おばあちゃんが過ごしやすいように、
今家の中のリフォームを検討中です。
父「おばあちゃんが転ばないように、
家じゅうの段差をなくすようにしよう。
段差にはミニスロープを取り付けよう。
ホームセンターで材料を買って来れば、
簡単にできるらしいぞ。」
私「おばあちゃんは、
二階に行くのが大変だから、
一階の奥の和室で過ごしてもらおう。」
母「そうね。あそこの部屋がいいわね。
それから玄関で滑って転ぶと危ないから、
玄関に手すりをつけましょう。」
父「何㎝ぐらいの高さにすればいいかなあ?」
父はしばらく考えていましたが、
思いついたように言い出しました。
父「三軒先の家が大工さんだったなあ。
ちょっと聞いてみるか?」
そこで家族みんなで、
大工さんの話を聞きに行くことにしました。
大工さんは感じの良い人で、
私たちの話に耳を傾けてくれました。
そして次のような説明をしてくれました。
玄関の手すりの理想的な高さとは?
手すりは、玄関の上りから750mmぐらいのところを
目安にします。
そして手すりの長さは少なくとも、
600mm以上のものを用意します。
手すりの位置は利用する人の身長や、
身体機能などにより異なります。
高齢者が利用する場合、
利用する人の使いやすい位置や高さ、
長さなどを考慮して手すりを取り付けます。
もし、体の半分側にマヒがあるなど
ハンディキャップがある場合には、
靴の着脱時に体のバランスを崩しがちです。
その場合には通常より高めの位置に、
手すりを取り付けた方が体を引き上げたり、
支えたりしやすくなります。
縦横の手すりをL字型に組み合わせた形なら、
玄関でのたち座りを楽にしてくれます。
手すりの表面に凸凹があるものが握りやすく、
温もりがある木製の素材がおすすめです。
しっかりと握れる太さのものが良く、
手すりを握った状態で指先が触れる程度の太さで、
目安としては32mmから35mm程度になります。
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私の家では
家では大工さんのすすめで、
写真のような住宅用あがりかまち手すりを、
取り付けました。
玄関の上りから手すりの高さまでは、
約750mmになっています。
手すり代が50000円かかりましたが、
手すりの種類を変えるなら、
コストダウンも可能です。
たとえばL字型の手すりなら、
木製で1本4600円ぐらいからあり、
アルミ製なら1本4300円ぐらいの値段です。
自宅で簡単に取り付けできる、
L字型の手すりセットも1本6000円で、
発売されています。
玄関の上がりかまちが少し高いので、
土間から玄関に上がるとき、
つまずく危険性があるといわれました。
それで、土間に低い踏み台を置いて
ねじで動かないように固定しました。
これは18000円かかりました。
工事費用は全部で30000円で、
トータルで98000円でした。
まとめ
工事が終わってから数日後、
父がおばあちゃんを家に連れてきました。
玄関に入ると、
祖母「あら、便利な手すりね。
高さもちょうどいいし、
これは立ったり座ったり楽にできるわ。」
と、すごく喜んでくれました。
土間に低い台があるので、
あがるときもスムーズです。
おばあちゃんがこれからこの家で、
快適に暮らせるといいなと思っています。
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