私の弟は、
仙台で、マンション暮らしをしています。
その弟には、子供が一人います。
元気の良い、三歳の男の子です。
さらに言うと、弟夫妻は動物好きで、
猫も一匹飼っています。
わんぱくさかりの子供に、猫。
もうお分かりでしょう。
小さな怪獣が、複数いる様なもんですw
当然の様に、部屋は家具から壁から、
傷だらけ。
まあ、そこは可愛い怪獣達のやる事。
怒っちゃいませんが、
つけられた傷や汚れは別問題です。
それ相応のお金が掛かった部屋。
出来れば見栄え良く維持したいものです。
それで、私達も手伝って、
大掛かりな修繕を行う事になりました。
ボロボロになった家具は、
アウトレットで安く買い直すとして、
問題になったのは壁についた傷の数々。
これをどうにかしない事には、
何ともなりません。
かと言って、業者を呼ぶのは大袈裟過ぎて、
その上、お金がかかります。
と言う訳で、
自分達で何とか出来ないか、
と言う話になりました。
そんな訳で、
マンションの壁の傷の補修について、
調べてみました。
壁の補修に必要な道具
まあ、当たり前の話ですが、
壁の補修は、傷の種類によって、
方法も使う道具も違います。
なので、まずは第一歩。
必要となる道具から見てみましょう。
- カッター
傷んだ壁紙を、部分的に貼り直す時に、
使います。
壁紙2枚分を切るので、刃の大きいものを。 - 金属製の定規
壁紙を切り出す時に必要です。
プラスチック製よりも、金属製が有用。
取り回しやすい、10~20cm位が便利。 - ヘラ
小さな穴を塞ぐ、めくれた壁紙を戻す、
コーキング剤やボンドを伸ばす、
パテ埋めなど、様々な用途に必要です。 - ローラー
浮いた壁紙を抑えるのに使います。
あると仕上がりが綺麗。
大きいものより、小さいものの方が便利。 - コーキング剤
壁紙の破れやめくれを直す際、
継ぎ目を目立たなくするために使います。
また、隙間を埋めるのにも使えます。 - 台所用スポンジ
はみ出たコーキング剤や接着剤の類を、
拭き取る時に使います。
雑巾でも代用出来ます。 - 壁紙用ボンド
その名のとおり、破れた壁紙を貼り直す時に、
使います。
木工用ボンドでも可。 - マスキングテープ
コーキングやボンドで貼り直した壁紙が、
乾くまでの仮止めに使います。
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以上が、壁の傷の補修に必要な道具の、
代表的なものです。
それぞれの道具が、
セットになったキットが、販売されています。
用途に合わせて購入すると、便利です。
壁の補修の方法
道具が揃った所で、それぞれの傷に合った、
補修方法を紹介していきます。
画鋲の穴
部屋の傷として、一番多いのはこれでしょう。
一つ一つは小さくても、年を経る毎に増えて、
目障りになります。
修繕に使うのは、コーキングとスポンジ。
手順としては、
壁の穴にコーキングを埋める。
少し多めに埋めるのが、コツです。
濡らしたスポンジで、
トントンと叩いて馴染ませる。
これで終わり。
とても、簡単です。
動画もあります。
参考にどうぞ。
壁紙のめくれ・破れ
物をひっかけたりして剥がれた、壁紙。
見た目が悪い事、この上もないですね。
これの補修は、次の通り。
使うものは、
ボンド、ローラー、マスキングテープです。
手順は、
めくれた壁紙の裏側に、ボンドを塗ります。少し多めに塗るのがコツ。
塗った後、ローラーを転がして、
上から強く抑えます。
継ぎ目からボンドが漏れてきたら、
スポンジ等で拭き取ります。
4~5分ほど転がし続けると、
ボンドが乾いて壁紙が接着されます。
マスキングテープで継ぎ目を上から貼りつけ、
ローラーでさらにこすります。
3時間ほど経過したら、テープを外します。
継ぎ目が気になる個所があれば、
ボンドを入れ、再度ローラーで強く押します。
汚れを拭き取って、完成です。
動画はこちら。
壁の穴
最大の難関です。
ものをぶつけるなどして、
空けてしまった穴。
これは、補修出来るのでしょうか?
使うものは、前述のものから、
金属定規、ヘラ、ローラー、スポンジ、
カッター。
これに加えて、鉛筆、サンドペーパー、
補修用の壁紙(のり付き壁紙がおすすめ)、
リペアシート、補修用パテが必要になります。
手順は、
補修箇所回りの壁紙をめくります。
補修する穴が中央にくる様に、
リペアシートを置きます。
リペアシートのサイズより、
10cm程大きめに印を入れます。
印を入れた線に沿って、
切り込みを入れ、壁紙を剥がします。
穴部分に軽くサンドペーパーをあて、
次に穴を覆う様に、
リペアシートを貼り付けます。
リペアシートにパテを塗り、
ヘラで平らにします。
完全に乾燥させ、
乾燥後にサンドペーパーで慣らします。
パテは、2度塗りすると、
綺麗に仕上がります。
補修部分より一回り大きめの壁紙を用意して、
補修部分に貼り付けます。
元々の壁紙と、
補修用壁紙が重なったラインをカットします。
下側の壁紙の切りしろを取り除き、
継ぎ目をローラーで圧着します。
最後に、スポンジでのりを拭き取ります。
動画はこちら。
前述の説明とは差異がありますが、
参考にどうぞ。
まとめ
如何でしたでしょうか。
この様に、壁の傷は方法さえ覚えれば、
業者に頼まなくても、
十分に個人で出来ます。
多少の手間はかかりますが、
それも楽しみの一つ。
実際、ウチでもこの手の作業が好きな母は、
とても楽しそうにやっていました。
皆さんも、休日にちょっとした、
日曜大工に興じてみてはいかがでしょうか?
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