ある日、首のあたりが痒くなり
見てみると体中に赤い湿疹が・・・
どうやら蕁麻疹らしい。
掻きすぎて肌がぼろぼろ。
病院へ行き、お医者さんから
ステロイド剤の説明を受けました。
痒みが止まるならと、承諾して
お薬をいただきましたが
そんなに危ないものなの?ステロイドって?
正しく知ろうステロイド
ステロイドとは副腎ホルモンの
一部と同じ成分のお薬のようです。
主な成分は
- 糖質コルチコイド
炎症や免疫を抑えて
血糖を上げる作用があると言われています。 - 鉱質コルチコイド
体内の水分や電解質に作用し
血圧を上げる作用があると言われています。 - テストステロン
男性ホルモンのようなもので
筋肉や骨の形成を促進すると言われています。 - アナボリックステロイド
テストステロンに似た合成物
筋肉を増強するために
ドーピングで使われたりします。
治療薬として、よく使われているのは
糖質コルチコイドのようで
この成分が細胞に入ると
遺伝子に働きかけて
炎症や免疫を抑制する働きがあるようです。
代表的なお薬の一例です。
コルチゾン・ヒドロコルチゾン
短時間で消滅すると言われています。
プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン
作用時間は18~36時間で
半減すると言われています。
デキサメサゾン、ベタメタゾン
作用時間は36~54時間で
半減すると言われています。
体内にあるホルモンの一部ですが
過剰にある状態が続くと副作用が
起きる可能性があります。
- 感染症にかかりやすくなる。
- 糖尿病を誘引したり
- 骨粗しょう症になったり
- 動脈硬化を誘引したり
- 満月様顔貌になったり。
顔だけ丸くむくんだような状態です。 - 精神症状がでたり
- 胃腸障害など
- 他にも多数の副作用の報告があるようです。
高齢者や持病がある方
妊婦、他にお薬を飲んでいる方は
必ず、医師に伝える必要があります。
[ad#ad-1]
内服薬と注射
内服薬は全身に作用をするようです。
緊急性が高い場合は
注射での投与となるようです。
呼吸器の疾患、肺炎、蕁麻疹、膠原病
リウマチ、などに処方される
ことがあります。
ぜんそくは吸入器に使用されている
ことがあります。
特定の疾患に関してですが
内服薬で改善されないとき
短期間に大量に投与する
ステロイドパルス治療があるようです。
ただし適応となる病態
症状は限られているようで
炎症が非常に強い場合に行います。
最後に
ステロイドの処方に当たり
医師が慎重に
効果や副作用を考慮しているようです。
自己判断は厳禁です。
途中で服用をやめたり、
増やしたりはしないでください。
一緒に出されたお薬も同様です。
胃腸薬などと合わせて
お薬を処方する場合があるようです。
医師や薬剤師の指示に従い
服用することが肝心です。
コメント