「お姉ちゃん、私、英語やばいの。
分かる単語は少ないし。
長文なんて全然ダメ。」
高校受験生の妹が泣きついてきました。
中1、2と確かにさぼっていた妹の英語。
中3の今、挽回するのは無理でしょうか?
いえいえ、そんな事はありません。
確かに、英語は積み重ねの教科。
中学1、2年での貯金があるかないか、
それによって受験勉強のやり方も違います。
幸い英語が好きだった私。
友人に英語を教える機会もありました。
なのでここでは、
3タイプ別に勉強法を紹介していきます。
タイプ1: 苦手で手のつけ方わかりません
タイプ2: 定期テストはいいけど過去問が解けません
タイプ3: 文法は解けるのに長文読解ができません
では、それぞれのタイプに分けて、
勉強法を説明していきます。
タイプ1: 苦手で手のつけ方わかりません
中1、2の貯金に自信がない方。
基本は、教科書です。
色々な問題集に手を出すより、
基本となる教科書を徹底的に使いましょう。
インプットは教科書ガイドを
教科書ガイドを用意します。
英文や単語の意味は、
一文ずつ教科書ガイドの
全訳で確認します。
細かな逐語訳は、不要。
文の意味がわかれば良いのです。
本来、労せずに、辞書で調べないと、
力がつかない、とかよく言われます。
が、受験生には時間がありません。
潔くガイドを使いましょう。
調べる労はしません。
徹底的な繰り返しの音読の労と、
付属のCDヒアリングの労で、
習得しましょう。
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アウトプットは教科書ワークで
音読とヒアリングで、
歌を覚える感覚で、
教科書の英文を体に叩きこみます。
しかし、文法や構文がイマイチ。
そこで、教科書ワークを用意します。
そのワークの問題を徹底的に繰り返し解きます。
音読とヒアリングで体にインプットされた英文を、
ワークの演習を繰り返すことで、
文法や構文などの構造が見えてきます。
何度も繰り返し演習しましょう。
タイプ2:定期テストはいいけど過去問が解けません
こういうタイプの方が、過去問で苦戦するのは、
過去問では、各文法単元が混在して
出題されるからです。
定期テストでは、ヤマをはれます。
つまり、今回の定期テストでは、
何の単元かの問題かがわかっているから、
正答しやすいのです。
どうすればよいでしょう?
教科書ワークで準備体操を
まずは、教科書ワークです。
単元ごとに、解きません。
教科書ワークの中にある期末、学年末のテストを
何度も繰り返し解きましょう。
これらのテストは、単元が混在してるので、
過去問前の良い準備体操になります。
ここで間違えた箇所は、
あなたが見直すべき単元です。
その単元のみ、
教科書ワークで再度繰り返し解きましょう。
過去問も繰り返そう
教科書ワークの準備体操ができたら、
いよいよ過去問です。
同様に繰り返し演習しましょう。
出来ないからと、
いちいち落ち込まないで。
最初から出来ていたら、
受験勉強はしなくてよいのですから。
タイプ3:文法はできるのに長文読解ができません
文法が得点できているなら、
読む為のルールは押さえられています。
自信を持ちましょう。
長文が苦手原因は?
では、なぜ、長文読解が苦手なのでしょう?
理由は2つ。
- 一文ずつが長すぎて、文の区切りが分からない。
- 分からない単語でつまずく。
という方が多いのでは?
文法問題では、出題される一文が短いです。
なので、主語、動詞、目的語など、
英文の構成要素がつかみやすいのです。
また、分からない単語は、一、二語レベルで
問題を解く上では気になりません。
長文は違います。
上記2点が、悩ましくしている原因でしょう。
1.文の区切りがわかるようになる対策とは?
スラッシュリーディングをしましょう。
これは、意味の区切りになるところで、
スラッシュ/をつけながら読むことです。
意味の区切りをつけることで、
英文の構造、文型が理解しやすいのです。
また、訳さずに英語の語順のまま
読解していけるため、速く読めます。
スラッシュリーディングの例を見てみましょう。
We /had never traveled/ to Carlton City/ before,
(私達は/ 行ったことがありませんでした/ Carlton市に/ 以前)
and / were impressed/by /how many restrants and shops/
(また/((私達は))感激しました/沢山のレストランやお店が/
were /all within walking distance.
あったことに/ 歩いて行ける距離に)
となります。
意味で区切るスラッシュを記入すると、
文型が把握しやすく、速く読めます。
スラッシュリーディングは、
教科書の英文に書き込むことから慣れましょう。
2.知らない単語は推測して
知らない単語は、文脈から推測します。
以下の例文で、superbの意味が
分からないとしましょう。
It /was /great /to have the beach /located so close.
(to以下のことは/最高/でした/ ビーチがあること/ こんな近くに)
The views /from the balcony / were/ superb.
(眺めは/バルコニーからの/、superb/でした。)
文脈から、superbは、greatと同じ様な
意味だと分かります。
この様に知らない単語が出てきても、
文脈から推測して切り抜けます。
音読が復習に
教科書同様、読解問題も解いた後は、
スラッシュの記号を記入の上、
徹底的に音読を繰り返します。
文型や構文、熟語のリズムが染み付いてきます。
未知の単語も文中で、活用された形で
インプットできます。
まとめ
教科書、教科書ガイド、教科書ワーク、
基本の教材を使いつぶしましょう。
徹底的に。
音読しましょう。
解いた問題の英文を、音読して
体になじませましょう。
自分の今までの貯金にあわせ、
自分に合った勉強法を試してみて下さい。
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