私には、保育園に通う甥がいます。
好奇心旺盛で、色々な事に興味を持っては、
母親である従妹を困らせています。
この間、従妹の家を訪れると、
甥が何やら本を抱えて、従妹に訊いています。
何事か見てみると、甥が手にしていたのは、
信号機が描かれた絵本。
何でも、信号機の意味について、
訊かれていたとの事。
もう少しで、
一人で行動する機会も増えるであろう甥。
従妹は、とても丁寧に教えていました。
それを見ていて、ふと思いました。
さて、信号機の示す意味。
教える側の私達は、
どれだけ理解しているのでしょう?
当然、日々交通機関を使う私達は、
基本的な事は理解しているつもりです。
でも、そこに秘められた本当の意図までは、
知っていると言えるでしょうか?
身近な事でも、
意外と知らない事は、あったりします。
結構、面白そう。
そうとなれば、善は急げ。
さっそく、調べてみる事にしました。
信号機の色が持つ、基本的な意味
まずは、信号機の基本的な意味から、
おさらいしましょう。
え、そんなもの常識だ?
そうでしょうか?
道路を車で走っていると、
結構忘れてるんじゃないかと思う走り方を、
している人を結構見ます。
もう一度、しっかりおさらいしてみるのも、
いいかもしれませんよ?
では、改めまして。
信号機の色の持つ意味は、以下の通りです。
- 青信号
進んで良い。
- 黄色信号
基本的に止まる。
停止線を超えてはいけない。
安全に停止できない時のみ、進んでも良い。 - 赤信号
止まる。
停止線を超えて、進んではいけない
この時点で、認識の相違に、
気づいた人も、
いるのではないでしょうか?
青信号の所を、よく見てください。
正式な表現は、「進んで”良い”」です。
よく、「進め」と勘違いしている人がいますが、
実際には絶対ではなく、状況判断は運転者に
委ねられています。
場合によっては、進む必要はないのです。
もっと問題なのは、黄色信号でしょう。
その意味は、「基本的に止まる」です。
進む事が許されるのは、
安全に停止出来ない時のみです。
しかし、実際には黄色信号になると、
スピードを上げて突っ切る人が、
多いのではないでしょうか?
そこのあなた。
今一度、信号の本当の意味を熟考する必要が
あるかもしれませんよ?
なお、
信号機は、他にも色々な意味を持っています。
そう、点滅です。
これの意味も、
曖昧な人は多いのではないでしょうか?
ついでに、おさらいしておきましょう。
- 青点滅
基本的に止まる。
停止線は超えてはいけない。
安全に停止できない時のみ、進んでもよい - 黄色点滅
歩行者、車、電車は注意して進む。
- 赤点滅
歩行者は注意して進む。
車や電車は一時停止の後、
安全確認をして進む。
如何でしょうか。
黄色や点滅信号など、
結構、微妙だったんじゃ、ありませんか?
たまにはチェックして、
思い出しておくと、いいかもしれません。
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信号の色の雑学
もう少し、深掘りしてみましょう。
信号の色は、ご存知の通り、
赤・青・黄色の3色です。
実は、この信号機の色の意味は、
世界共通です。
日本で使われ始めたのは、
昭和5年、東京の日比谷に、
アメリカから輸入されてからです。
では、信号機はなぜ、
赤・青・黄色の3色になったのでしょうか?
まず赤ですが、これは一番遠くから判断出来、
人を緊張させる効果があるので、
止まれに割り当てられました。
青は、気持ちを落ち着かせ、
安定させる効果がある事から、
進めに割り当てられました。
黄色は、雨や霧の中でも一番よく見え、
危険を感じさせる色である事から、
注意に割り当てられました。
信号の色の順番にも、
理由があります。
横向きの信号は、左から青・黄・赤の順番。
縦向きの信号では、上から赤・着・青です。
双方とも、赤がよく見える様に、
このような順番になっています。
日本では、車両が左側通行です。
信号機は、
進行方向に対して、
右側に建てられています。
道沿いに、看板や大きな木等があると、
信号機が隠される恐れがあります。
それで、赤色を一番右に配置してある訳です。
まとめ
如何でしょうか。
普段から見慣れていて、
知っていると思っている信号機の事。
意外と、
知らない事、失念している事も、
多かったのではないでしょうか。
題名にもある様に、
信号機は車社会を生きる上での、
安全の要です。
この機会に、もう一度その意味を見直し、
注意する事を思い出して貰えれば、
幸いです。
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