友人に誘われて最近素潜りを始めたのですが
なかなか、息が続きません。
友人曰く、慣れてくればだんだんと長く深く
潜れるということなのですが。
そこで一体人間はどの位素潜りできるのか
気になって世界記録を調べてみました。
調べてみて、素潜りの競技種類の多さと
世界記録の凄さにびっくり!
その競技の種類と世界記録をお伝えします。
素潜り競技8種類とその世界記録
競技として行う素潜りは、特に
フリーダイビングと呼ばれます。
フリーダイビングには現在次のような種目が
あります。(記録は2012年時点のもの)
1. スタティック・アプネア
呼吸を止めて水面に浮き、その時間を競い
ます。
最高記録は、男性ではドイツのトム・シータスの
10分22秒。
女性はロシアのナタリア・モルチャノワの8分00秒です。
2. ダイナミック・アプネア・
ウィズアウトフィン
呼吸を止めてフィンをつけずに泳ぎ、
水平にどれだけ潜水できるかを競います。
最高記録は、男性ではドイツのトム・シータスの213m、
女性はニュージーランドのキャサリン・
マクフィーの151mです。
3. ダイナミック・アプネア・
ウィズフィン
2と同じですが、フィンを付けて競います。
最高記録の男性はニュージーランドのデイブ・マリンズ
の248m、女性はロシアのナタリア・モル
チャノワの205mです。
4. コンスタント・ウェイト・ウィズフィン
呼吸を止めてフィンを付けて自身の泳力
だけで、ウェイトの量を変えずに垂直に
どれだけ潜れるかを競います。
ガイドロープはつたいません。
最高記録は、男性はフランスのギョーム・ネリーの113m
女性はロシアのナタリア・モルチャノワ
の95mです。
5. コンスタント・ウェイト・
ウィズアウトフィン
4と同じですがフィンを付けずに競います。
男性はニュージーランドのウィリアム・
トゥルブリッジの101m、女性はロシアの
ナタリア・モルチャノワの60mです。
6. フリー・イマージョン
呼吸を止めフィンを付けずにウェイトの量を
変えずにガイドロープをつたって垂直にどれ
だけ潜れるかを競います。
最高記録の男性はニュージーランドのウィリアム・
トゥルブリッジの121mで、女性はロシアの
ナタリア・モルチャノワの82mです。
7. ヴァリアブル・ウェイト
ザボーラという錘のような乗り物に乗って
潜降してロープをたどって浮上します。
ウェイトの量を変えてもよいです。
最高記録の男性はベネズエラのカルロス・コステの140m
女性はケイマン諸島のターニャ・ストリーラー
の122mです。
8. ノー・リミッツ
ザボーラという錘のような乗り物に乗って
潜降して浮上します。
浮上にはエアリフトなどを使っても、
ガイドロープをつたっても、かまいません。
最高記録の男性はオーストラリアのハーバート・ニッチ
の214m、女性はケイマン諸島のターニャ・
ストリーラーの160mです。
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世界選手権で日本女子が全種目メダル獲得!
日本のスクーバダイビング人口は現在50万人
前後といわれていますが、フリーダイビング
人口は、実は愛好者数の確認さえされていない
という状況です。
それでも、2015年の9月の世界選手権では
個人戦海洋種目(2015 AIDA Depth World
Championships)で日本女子が全種目で
メダルを獲得するという快挙!
しかも、個人戦での金メダル獲得は史上初!
○コンスタント・ウェイト・ウィズフィンで
岡本美鈴選手が90mで金メダル、
木下紗由里選手が88mで銀メダル。
○コンスタント・ウェイト・
ウィズアウトフィンで
木下紗由里選手が58mで金メダル。
○フリー・イマージョンで
廣瀬花子選手が76mで銀メダル、
岡本美鈴選手が70mで 銅メダル。
さいごに
日本の金メダリストの岡本美鈴選手は、
浮上した瞬間に「呼吸をするという
シンプルな生きる喜び」を感じるそうです。
私は今、地上の雑音から解き放たれる
素潜りに癒されています。
そして友人は自分の記録に挑戦中。
いろいろなアプローチができるのも
素潜りの魅力ですね!
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