同僚で、けっこう仲良くしているT君という
後輩がいます。
そんなT君、出勤の時や昼休みにいつも
イヤホンしているので、この間、
「何聴いてるの?」って聞いてみました。
そしたら、
「90年代のヒップホップ。僕は西海岸が好きで、
今は2PACをずっと聞いてる」
なんて言うんです。
「へえ」って関心の声を上げたけど、それきり
会話が続きません。
T君よりその年代に近いのに、洋楽には
疎いんです。
そんなT君、日本のヒップホップに関しては
あまり知らない様子。
ここは、ちょっと調べて自分も知っているって
アピールできるチャンスです。
頑張って日本のヒップホップの名曲、探しました!
定番の名曲たち
スチャダラパー 「今夜はブギーバック」
ヒップホップが生まれたのは1970年代。
ニューヨークのサウス・ブロンクス地区です。
その後日本でヒップホップなるものが
広まったのはスチャダラパー featuring
小沢健二の「今夜はブギーバック」でしょう。
日本語のラップが新鮮であり、かつ奇妙な感じも
したものです。
この曲はオザケンの人気も手伝って
50万枚の大ヒット。
日本にヒップホップが浸透し、その後
たくさんの名ラッパーたちが誕生しました。
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RHYMESTER(ライムスター)「The Choice Is Yours」
「選ぶのは君だ」というメッセージが
軽快なリズムに乗ってストレートに響きます。
グルーヴに乗った気持ちの良いリズム、
小気味良く「聞かせる」言葉、
そして滑舌も良し。
完成されたヒップホップとも言える
RHYMESTER(ライムスター)は、
日本のヒップホップの代表的存在です。
新しい日本ヒップホップの名曲
Dragon Ash(ドラゴン・アッシュ)grateful days
ロックとヒップホップを融合させた、いわゆる
ミクスチャーロックで世に出たDragon ash。
前向きなメッセージとカリスマ的なボーカル、
降矢隆志のラップが多くのファンを集めました。
夏のフェスでは欠かせない存在ですね。
THA BLUE HERB 智慧の輪 Chie no Wa
強いメッセージが溢れるリリックが印象的な
THA BLUE HERB(ザ・ブルー・ハーブ)。
催眠にかけるような詩的な言葉の洪水に
ただ、酔います。
吟遊詩人という言葉が心に浮かぶ、
新しいヒップホップの名曲です。
shing02 星の王子様
ポエトリーリーディング的と表現されるmcは、
ラップというよりは「語り」に近いです。
でも、リズムが心地よく、ちゃんと
ヒップホップを聴いている感じにさせます。
この曲は壮大なストーリーが
宇宙を漂っている気分にさせる名曲。
ヒップホップもここまで洗練されたか
という感じです。
おわりに
ヒップホップの名曲を取り上げてみました。
5曲ご紹介した中での私の一押しは、
Dragon ashです!
メロディアスな音楽が、これまでの
ヒップホップのイメージを
一新してくれました。
それまでは避けられてきた感のある前向きな
メッセージが、斬新でもありましたね。
ご紹介した曲はもちろんほんの一部です。
日本のヒップホップも独自の領域に入り、
進化してきました。
本場アメリカのヒップホップもいいけど
日本のを聴けば、新たな発見に驚くかも
しれません。
T君に教えてあげたら、すっかりはまり、
「やっぱりヒップホップは日本語が一番だね」
とか言っています(^^♪
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