「塩うがいって知ってる?」
唐突に娘に聞かれました。
なんでも合唱部のお友達が、
毎日欠かさずやってるんだとか。
風邪をひきにくくなって
喉も良い状態い保てるそうで、
最近夏風邪をひいた娘に勧めてくれたそうです。
そういえば昔、祖母に教わって
やったことがあったかも。
これまでうがいは毎日してるけど、
だいたい外出から帰ってすぐ、
普通のお水でガラガラと、という程度。
「緑茶がいい」とか「紅茶がいい」と
よく聞きますが、「塩」もいいんでしょうか?
どこの家にも必ずある、ありふれた調味料。
そんなにお手軽なもので効果が期待できるなら、
いいかも!
早速調べてみました。
うがい薬との違いは?
塩水で行う「塩うがい」には、
喉の粘膜に付いたウィルスなどを退治する
「抗菌作用」と、
炎症を起こしている喉の患部から水分を奪う
ことで痛みを和らげる、「脱水作用」
塩水にはその両方の作用があります。
つまり感染症の予防にも、
また、罹ってしまったときでも
喉の痛みを緩和することができます。
これはうがい薬を使った場合も同じで、
水だけでするうがいよりも
遥かに効果を期待できます。
けれども市販のうがい薬は刺激が強い
という欠点もあるため、ウィルスを攻撃すると同時に
喉も傷めてしまう場合があるのです。
また強い殺菌作用のために、
本来は身体を守ってくれている
常在菌までやっつけてしまい、
逆にウィルスの侵入を許してしまうことも。
その点、お茶や塩水のうがいは低刺激で、
子どもから大人まで、誰にでも使用できる
安全なうがい方法です。
塩うがいはこんなにすごい!
塩水うがいで得られる効果には、
こんなものもあります。
- 口内炎の予防や症状緩和
- 歯肉炎や虫歯の予防
- 生理的な口臭の予防
塩水うがいによって、
口の中を清潔に保つことができるため、
炎症や虫歯の症状改善、
食べかすやプラークが原因の
生理的な口臭を抑える効果があります。
また、歯ぐきからの出血がある場合、
濃度の高い塩水でうがいすることで
出血を抑えることができます。
歯茎の血管を引き締める作用が
あるからです。
また塩水によって
抗菌作用と唾液分泌作用が働くため、
口の中を守る唾液も
いつもよりもいい状態で
分泌されると言われています。
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塩水うがい、実際にやってみよう
塩水うがいはとっても簡単。
コップ1杯(60mlくらい)に塩を小さじ1杯
入れるだけです!
ちょっと塩辛いかな、と思う程度です。
そして3段階に分けて行います。
- くちの中をゆすぐ
- ガラガラと喉の奥をうがい
- もう1回、ガラガラとうがい
口内炎がある場合は、最後に水で濯ぎます。
塩が沁みたままにしておくと
患部を刺激したままになってしまうからです。
使用する塩は、
特別なものである必要はありません。
通常家庭にある、普通の塩でじゅうぶん。
とっても経済的な方法です。
最後に
昔の人は、塩で歯磨きしていたとか。
経験で塩の効果を知っていたのですね。
こんな風に私たちの身近には
知らないだけでとても便利なものが
あるものですね。
「塩うがい」を知ってから、
お気に入りの瓶に塩を入れて
洗面台に置いています。
昔から「お清め」に使われていた塩。
これがあるとなんとなく
洗面台をキレイにしたくなります。
こんな効果もあったかも。
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