普段、あなたはどれくらい湿度に
気を配っていますか?
無関心?ちょっと気になる?すごく心配?
実は湿度の%って、風邪の予防には
欠かせない目安なのですよ。
夏や梅雨の時期にはひきにくい風邪も
冬の時期には結構な猛威を振るいますよね?
そんな時は喉がイガイガして調子が
すぐれなかったりして……最終的には
ご自身か、周りの誰かが風邪をひく。
こんなこと、身近にありませんか?
湿度とウイルスによる感染症である風邪は
どのようなつながりがあるのでしょうか?
今回は、湿度と風邪の関係について
調べてみたことをまとめて
いきたいと思います。
風邪の原因であるウイルスは高温多湿を嫌う
これだけで、冬に風邪が多い理由が出ましたし
夏場でも空調などで肌寒い時に夏風邪をひく
理由がわかったかと思います。
空気中に浮くウイルスは気温が下がると
活動が活発化します。
また、湿度が下がると空気が乾燥してしまい
ウイルスも乾燥します。
そうなるとウイルスは体が軽くなるわけです。
なので、空気中にふよふよしているのが
余計に元気になってふよふよする
ようになるのです。
一方で、人間の喉や鼻といった粘膜は乾燥に
弱く、一定の湿度がなければ機能
しにくくなってしまいます。
ウイルスにとってはうれしい環境ですね?
乾燥して元気になっているところに
いい具合に繁殖できそうな場所が弱っている。
まさに、しめしめです。
こうしたことで、人間は風邪をひいてしまう
というわけです。
ですので、対策として、湿度を一定以上
理想値で40から60%にしておくと
一番いいでしょう。
もし、湿度計が今、家にないという場合は
最近では携帯タイプのものも3,000円前後で
売っていますので、おひとつどうでしょう?
佐藤計量製作所の携帯用温湿度計
「快適ナビ」が重量22g、3,100円でありますので
出先の湿度も気になる方にはおすすめです。
と、便利グッズの紹介はいいとして
湿度を保つのに一番いいのは
やはり、加湿器になるのでしょうかね。
加湿器って面倒くさい
これはあるあるですね。
そう、加湿器を購入しちゃうのが
一番手っ取り早くていいのですが、問題
なのは、お手入れ。
加湿器は毎日のようにお手入れを
してあげないとカビの温床になって
しまうこともあります。
毎日掃除して、きれいに磨いて
水を換えてと、なにかと面倒です。
テキトーでいいやーと思ってお手入れせずに
使っていると、その加湿器は湿気と共に
カビを大量噴霧します。
そうなっては本末転倒もいいところ。
健康維持に使うはずが、健康を害して
しまって、この上、病気になって病院代が
かかってはせっかくの工夫が水の泡。
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加湿器以外での加湿方法
加湿器って水はともかく、電気代も食うので
得をしているのか損をしているのか
わからない感じがあります。
ですが、要は私たちが吸う空気に湿り気を
与えてやればいいのです。
そのための簡単な方法は
次に紹介する通りです。
「お、これなら」と思うものがありましたら
試してみてください。
洗濯物の室内干し
これは正攻法と言いますか、かなり単純で
そこそこ効果が期待できる方法です。
本当に洗濯物を干すのがいやな人は
タオルだけでいいですので、きちんと脱水した
ものを干してみてください。
ここで、この方法のポイントです。
それは空調を一緒に使うこと。
冬は温風、夏は冷風といった具合に
洗濯物に直接風が当たるようにしましょう。
こうすることで、湿気を部屋中に拡散
させることができます。
あとはほったらかしでいいのですが
乾いたら取り込んで、新しくタオルか
なにかを湿らせて干しておくといいでしょう。
お風呂の蒸気で加湿
これもよくある手法で、知っている方も
多いと思われます。
お風呂に入った後、栓を抜いてお湯は
流してしまいますか?
実にもったいない。
お風呂でたまったせっかくの蒸気、無駄に
しないためには、お風呂からあがったら
浴室の扉を開けておくことです。
そうすると、浴室にたまった蒸気と
お風呂のお湯からのぼる蒸気、両方の蒸気が
部屋に流れていきます。
その蒸気で部屋をうるおそう!という
作戦ですが、どうでしょうか?
洗濯物干しに勝るとも劣らないお手軽さです。
白湯を作ってみる
健康にもつながっているとなんだか得をした
気分になるのは私だけでしょうか?
私が実践しているもののひとつに毎朝
白湯を作るというのがあります。
作り方は簡単です。
- やかんか鍋に水をたっぷりとためます
- 火にかけて沸かします
- 沸騰したら
- 煮詰め終わったら
冬場なら昔ながらのストーブにかけるのも
いいですね。
沸騰したらそのまま10分ほどぐらぐら
沸かし続けます。
ここがポイントです。
沸かし続けている間は蒸気が出ますので
それを部屋にいきわたるように
してやってください。
これが終わったら、やかん(鍋)を
コンロからおろして部屋に持って行って
冷まします。
沸騰中に蒸気がいかなかった部屋に
持っていくとなおいいでしょう。
ちょっと熱いかなという温度まで冷ましたら
カップに注いでゆっくり味わって飲みます。
おいしくて健康にもいい白湯加湿
ぜひともお試しあれ!
と、文字だけだとわかりにくいって
方もいらっしゃるかと思い、
白湯作りの動画を探してきました。
こちらの動画はカセットコンロで
やかんは銅のものを使っている
ように見えます。
実はやかんもただのやかんではなく
銅のやかんや鉄瓶で沸かすと
白湯がさらに美味くなります。
実家の倉庫やプレハブに眠っている
という方はぜひ使ってみてください。
動画では白湯の効能についても
説明してくれています。
そちらのほうも健康にいいので
参考にしてみてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
あなたの部屋の湿度はいかが?
高い、低い、それともちょうどいい?
もし、低いようでしたら今回提案した
加湿方法をぜひ試してみてください。
特に白湯を作る方法はおすすめです。
部屋をうるおすのは大切ですが、自分が
乾いていてはいくら部屋を加湿しても
意味がありません。
風邪が流行っているのなら、あなた自身も
しっかり水分を補給しましょう。
その上でさらに、部屋を加湿しておくと
風邪のウイルスは体が重たくなって
うまく浮かべなくなります。
そうなったら、こまめに換気するようにして
風邪ウイルスを外に追い出しましょう。
外から帰ってきたら手を洗う、ですとか
うがいをしっかりするなどの方法を
取り入れると効果はさらに上がります。
最近は空気清浄機付き加湿器が出ています。
それでも、よりエコに暮らしたいのなら
今回ご紹介した方法を試してみてください。
快適に、そしてエコに暮らしていくための
知恵のひとつと思って、今回のことを
お試しください。
あなたの健康な日々のためのお役に
立てたなら私はうれしいです。
と、いうわけで、今日も明日も
元気にいってらっしゃい!
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