最近、鼻炎の患者さんが
増えているような気がします。
私自身も含めて周りの人、家族
知人に友人たちも自分も、あるある!と
声をあげてきます。
鼻詰まりがひどいだとか、年中通して
鼻水が出て困るとか、くしゃみだけでなく
咳が出て、のどが痛い、といった症状です。
一見すると、風邪の症状に似ていますが
これは鼻炎によるものだそうです。
鼻炎になると鼻水などの症状に加えて
頭が重だるかったりしてつらいですよね?
それに追い打ちをかけるように朝
目が覚めてすぐ、咳がひどい時があります。
私は鼻炎の自覚はありますが、熱はないし
風邪ではなさそうだと思って調べてみたら
聞いたことのない病名を見つけました。
そして、この咳はどうもこれのせいだと
思い至ったので、今回は、この鼻炎の時に
起こる咳についてまとめたいと思います。
鼻炎なのに咳が出るのはどうして?
くしゃみや鼻水、鼻詰まりなどの症状が、
鼻炎の特徴ですが、たまに痰の混じった
咳が出ることがありませんか?
実はこれが今回突き止めた病気で
「後鼻漏(こうびろう)」、もしくは
「後鼻漏症候群」と言います。
これは簡単に言えば鼻の穴から
吐き出されるべき鼻水がのどの方に
流れてしまう、という症状のこと。
これが、鼻炎なのに咳が出る原因。
のどに流れた鼻水でのどが炎症を起こす
または、のどにたまった鼻水(痰)を
吐き出そうとしてせき込んでしまいます。
これは特に朝、なることが多く、起き抜けに
せき込んでしまうという人は要注意です。
仰向けに寝ていて、後鼻漏で夜の間に
鼻水がのどの奥にたまってしまい
起き抜けに咳と一緒に吐き出されるのです。
その激しさは水が変なところに入ってしまい
むせる、という勢いに似ています。
この咳のせい、咳のしすぎで
のどが枯れたようになることも
ある(私です)ので、つらい症状です。
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後鼻漏の原因ってなに?
後鼻漏と聞いてもいまいちピンとこない
人が多いでしょう。
ですが、鼻炎と言われて
思い浮かべるのはなんでしょうか?
風邪による鼻炎?アレルギーによる鼻炎?
困ったことに、後者の方、アレルギー性の
鼻炎を患っておられる方は近年、増加傾向に
あります。
この鼻炎を患っておられる方は
日本国民の約4割にのぼるとされ、今や
国民の身近な病になりつつあります。
後鼻漏の原因の多くは、この
アレルギー性鼻炎にあります。
健康な人も鼻水は1日に2から6リットルは
作られ、そのうちの0.6から2リットルが
後鼻漏としてのどに流れています。
これに、だいたいの場合で
ほとんどの人は気づきません。
なぜなら、この時の鼻水というのはさらっと
して、のどに引っかかることなく胃まで行き
胃酸で溶かされて無害なものになります。
ところが、アレルギー性鼻炎となると
粘っこい鼻水が過剰に分泌され
のどに流れて、引っかかります。
先述した通り、これは炎症を起こしたり
気管支に入って、激しい咳になります。
アレルギー性鼻炎が悪化して、後鼻漏になり
後鼻漏が原因で咳が出るという
悪循環に捕まります。
市販薬ではダメ?専門医に診てもらおう!
厄介な後鼻漏、これを解決するには
耳鼻科医師の専門治療を受けることを
おすすめします。
市販の咳止めや鼻水の薬じゃダメなの?と
言われそうですが、あまりおすすめ
できません。
それというのも、後鼻漏の場合、その咳は
のどに付着している、又はたまってしまった
鼻水を排出するための生理現象です。
咳止めは文字通り、咳を止め、抑えつけて
しまいます。
そうなっては排出されるべきものが
滞ってしまい、逆効果になります。
耳鼻科でお医者さんにこういった症状が
あって、毎日つらいんですと訴えれば投薬や
場合で、ネブライザー治療をしてくれます。
ネブライザー治療というのは、吸入のことで
専用の機械で霧状にした薬を鼻や口から
吸い込む治療方法のことです。
重度の鼻炎、副鼻腔炎などの場合ですと
レーザーで粘膜を焼いたり、切除する
外科手術が行われることもあります。
まとめ
早めの医療機関受診が大事。
咳の原因は後鼻漏ですが
後鼻漏の原因はそもそもアレルギー性鼻炎
などの鼻水の病気です。
鼻水を過剰産出してしまう、その根本原因を
治療することも並行してもらうと
ずいぶんと楽になりますよ。
私は、今でも季節の変わり目や
気温差、雨などでよく鼻炎になります。
そのたびにかかりつけの耳鼻科に行って
投薬とネブライザー、ひどい時は
ぬるい塩水で鼻と口を洗浄してもらいます。
洗浄してもらった後というのは
すっきりしていて、気分の悪さが
少し改善されています。
あなたのそれは風邪?それとも後鼻漏?
のどになにかが流れる感覚があったり
咳が長引く、鼻炎気味である時は
一度、耳鼻科を受診してみましょう。
放っておくと、口臭の原因や軽い味覚障害
それに、匂いがわからなくなるといった
症状も、出てきてしまいます。
なにより、あなたがつらいと思います。
我慢せずに、医療機関を受診しましょう。
それで、楽になるのなら、儲けもの。
無理は厳禁!ということで心当たりのある
あなたはすぐに耳鼻科を受診すること。
治療してもらい、楽になったら毎日をもっと
楽しむことができるようになりますので
頑張ってください。
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