昨年、念願だった一軒家を新築して、
引越ししました。
生活も少し落ち着いてきて、庭をきれいに
ガーデニングしてみたり、と充実してます。
そんな折、先日、実家の父が手塩にかけた
松の盆栽をもらいました。
父が盆栽を好きになったのは、私が結婚して
実家を出た後のこと。
正直なところ、盆栽は嫌いじゃない。
松の枝にも風情があって、この松の盆栽を
目の前にして、心を動かされる自分がいます。
だけど、どうやって育てていいのか、
皆目見当が付きません!
松の盆栽が我が家にやってきたのも、何かの縁。
初心者でもできる、松の盆栽の育て方を
一から調べてみましたよ♪
盆栽ってどんなものなの?
盆栽のイメージって、手入れが大変そう、
これに付きますよね。
「どの枝を切り落としたらいいのか、
悩むこともあるんだよ。」
父の話を聞くと、盆栽の奥深さと難しさを
感じます。
盆栽は、ただ植物を育てるものではなく、
仕立てる段階を踏んでこそ、のものです。
仕立てる、といっても、人工的な印象を
与えないように配慮するのが盆栽です。
盆栽の鉢の中の、自然の美しさを引き出し
風景までも伝えられるのが魅力です。
盆栽には、仕立てのルールや育て方など
技術が必要になります。
松の盆栽といっても、種類があるんですよ。
中でもポピュラーで、初心者にも育てやすいのが、
五葉松です。
初心者にもわかる、五葉松の育て方を
詳しく紹介していきますね♪
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五葉松の特徴と育て方
五葉松は、その姿から「盆栽の女王」と
呼ばれることがあります。
松といえば、松葉が2本のものが多いのですが、
五葉松の葉はその名の通り、5本あります。
しかも、松葉が短く密集していて、樹形が
優美であるのが特徴なんですよ。
また、五葉松は、寒さにも強くて丈夫なため
育てやすいんです。
では、育て方を紹介していきますね。
五葉松の育て方
日々の基本的な育て方で、気を付けることは
五葉松は高山性の植物である、ということ。
元々の生育環境に合わせた育て方が
五葉松にとっても最適です。
水やりは、土の表面が乾いたら与えます。
やや乾き気味ぐらいでいいですよ。
水やりの目安は、
- 春と秋は、1日1回
- 夏は、1日2回
- 冬は、3日に1回
水のやりすぎは、根腐れを起こす原因に
なるので、注意が必要ですね。
また、葉が密集しやすいので、風通しが良く
日当たりの良い場所に置きましょう。
高山性なので、元々痩せた土地で生育する
植物です。
肥料も、それほど与えなくてもいいですよ。
真夏と梅雨時以外に、月1回与えましょう。
ただし、冬越しするのには、それなりに
体力を使います。
冬越し前には、肥料を多めに与えましょう。
葉と新芽の管理が重要!
盆栽で重要なのが、葉や枝の剪定です。
わかりやすく、月別に説明していきますね。
- 4月~5月には芽摘みを
五葉松は、4月~5月頃に「芽摘み」をします。
芽摘みをしないと、日当たりが悪くなり
松が枯れる原因になります。黄緑色の新芽が、1つの枝からたくさん出て
いるところは、まずは勢いのある芽を
手で摘み取ります。他の弱い芽を、2つほど残しておきます。
五葉松の樹形をコンパクトにするために
あらかじめ芽を調節する作業です。 - 11月に葉すかしを
11月頃に「葉すかし」を行います。
葉をスッキリさせるため、前年の古い葉を
取り去ります。11月頃になると、自然に古い葉は落ちて
いきます。ピンセットを使って、引き抜くと簡単に
処理できますよ。
まとめ
父からもらった松の盆栽は、やはり五葉松でした。
盆栽初心者の私にも育てやすい品種の松を
用意していてくれたようです。
松の日々の世話は、水やりと日当たりに注意し
根腐れしないようにしないと。
春と秋には、葉や枝の整理をしなくては
いけませんね。
まだ、人生経験もまだまだ積まねばならない
私と同じで、この松の盆栽も2年目の若い樹です。
父は、どんな思いでこの盆栽を私に譲ったのか、
何となくだけど、伝わってきた気がします。
父に聞きながら、松の盆栽を育てていきたいな、
そう思いましたよ。
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