先日、久々にクラシック音楽が聴きたくなって、
レンタルショップに足を運びました。
バッハ、ベートーベン、ヴィヴァルディ・・・
ご存知の通り、クラシック音楽の代表的な作曲家です。
中学校でも習いましたよね。
テレビ番組などでもよく使用されており、
様々な場面で耳にするクラシック音楽ですが、
クラシック音楽ってどんな種類があるの?
と言われると・・・
ちょっと困ってしまいます。
知っているようで知らない
知っていると何だかちょっと鼻が高い。
今日はそんなクラシック音楽の種類についてご紹介します。
クラシック音楽とは
諸説ありますが、現在クラシック音楽というと、
時代的には17世紀から20世紀までの西洋音楽
を指すのが一般的です。
音楽史的にいうと、
バッハに代表されるバロック音楽から
現代音楽にいたるおよそ400年間のことを指しています。
クラシック音楽の種類
様々な分類方法がありますが、
ここでは最も身近な
CD売り場や音楽関係書籍で利用されている分類
をもとにご紹介します。
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管弦楽曲
管楽器、弦楽器、打楽器からなる、
いわゆるオーケストラを使った曲。
さらに、以下のように分類されています。
- 交響曲
管弦楽で演奏するために作曲されたもので、
基本的に4つの楽章で出来ており、そのうちの1つがソナタ形式となっている
ということがその定義です。
シンフォニー、シンフォニアとも呼ばれます。代表的な作曲家はハイドンで
「交響曲の父」と呼ばれています。 - 交響詩
オーケストラを使って文学的、絵画的なイメージを
表現する楽曲です。
基本的に1楽章で切れ目なく演奏されます。スメタナの交響詩「モルダウ」などが代表的な作品です。
- 協奏曲
複数の独奏楽器とオーケストラで演奏される
多楽章からなる楽曲です。例えばヴァイオリン協奏曲であれば、
ソロのヴァイオリンをオーケストラが引き立てます。
コンチェルトとも言います。ヴィヴァルディの「四季」はここに分類されます。
この曲は、以前フレンチレストランで
流れているのを聴いたことがあります。 - 組曲
何種類かの楽章を並べたもので、その数は様々です。
16世紀から19世紀に流行した形式です。
管弦楽に限らず、ピアノ曲などでもあります。代表的な作品には
グリーグの「ペール・ギュント」組曲があります。この曲を聴くと夜明けをイメージする方が多いのではないでしょうか?
室内楽曲
少人数で演奏するための楽曲で、
主に国王や貴族の宮廷内の広間で演奏されるために
作曲されたものです。
イメージするに、漫画「ベルサイユのばら」に出てくる
マリーアントワネットのサロンといった感じでしょうか。
ピアノ三重奏曲(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)、
弦楽四重奏(ヴァイオリン2本・ビオラ・チェロ)などがあります。
シューベルトの「ピアノ五重奏 鱒」は有名な曲です。
この曲は以前、サントリーのウーロン茶のCMに使用されていました。
吹奏楽曲
いわゆるブラスバンド、
オーケストラから弦楽器を除いた
金管楽器、木管楽器、打楽器などで演奏されます。
メンデルスゾーン「吹奏楽のための序曲」などがあります。
声楽曲
独唱と合唱に別れます。伴奏にピアノが付きます。
シューベルトの「魔王」は有名な作品です。
宗教音楽
基本的には声楽曲の部類なのですが、
キリストを称える歌はここに分類されます。
讃美歌やミサやオラトリオ、受難曲などがあります。
モーツアルトの「レクイエム」などがあります。
この曲はモーツアルトを題材にした映画「アマデウス」の中でも
取り上げられています。
オペラ
舞台芸術とも言われます。
芝居のついた声楽曲と言ったイメージです。
歌劇とも呼ばれています。
モーツアルトの「フィガロの結婚」はここに分類されます。
まとめ
いかがでしたか?
分類されているのを見るとそんなものかという感じですが、
改めて訊かれるとなかなか答えられないものですよね。
ちなみに私は今回、「G線上のアリア」で有名な
バッハの「管弦楽組曲」と
モーツアルトの「ピアノ協奏曲」を借りて来ました。
みなさんもこれを機に、
是非クラシック音楽を聴いてみてください。
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