「敷地内同居」ってご存知ですか?
うちの場合は、義理の親が所有している土地に、
私たちの家を建てることです。
そして、「敷地内」ということで、
義理の両親の家は、我が家の隣にあります。
同居よりも、プライバシーが守れそう。
別居よりも近い感覚でなんか便利そう。
そんなイメージがありました。
しかし周囲ではそんなイメージのみならず、
「思っていたのと違う」
「何であの時、承諾してしまったんだろう」と
ネガティブな感想も聞こえてきます。
友人に至っては「もう離婚しかないのでは…!」
とまで思い詰めてしまい、
なんとかクールダウンしてほしい所です。
我が家は比較的、良く回っている方だと思うので、
その我が家流のコツを、ご紹介します。
少しでも、友人のクールダウンの手助けになればと…。
あくまでたくさんあるパターンの内の1つで、
更に、個人の見解が、
多数含まれますことを、ご了承ください。
敷地内同居って?
大きく分けると2つのパターンがあります。
- 同じ敷地に、家を2件建てる
- 同じ家の中で、「廊下が繋がっている」などの
おうちの一部分だけが繋がっていて、
他の部分は別々に生活している
我が家は、1のパターンでした。
2の場合でも、水回りを別にしている場合や、
共同にしている場合などがあります。
個人的には、あまりにも共同が多いと、
それはもう「同居」なのでは…と思いますが。
それでは、メリットからお話していきますね。
メリット
- 金銭面で楽。
ややお安く新居を絶てることができる - 同居のように、四六時中一緒に生活しないこと。
生活の気配を感じないこと。
トイレやお風呂で遭遇することが無い。 - 長期休暇(GW、夏休み、お盆、年末年始など)の帰省が発生しない。
- 子供の情操教育に役立つ。
- 子どもの面倒を見てもらえる。
長期休暇を自由に過ごせます。
いろんな年代の人間と触れること。
自分の体調が悪い時や、用事が入っている時に、
子どもを1人にしないで出来ます。
デメリット
- 過剰な干渉がある。
「さっき宅急便が来ていたけど、あれは何だ」
「こないだ大荷物を運んでいたけど、あれは何を買った」
などなど…まぁ、場合によっては、
近所に住む人でも、気にする人もいそうなレベルですが、
近所に住む他人じゃなくて、義理でも本当でも、血縁の人に詰問されるというのが、
ちょっと精神的に堪えそうです。「作り過ぎちゃったから、おすそわけを~」も
たまにならいいですが、
余りにも頻繁にあるとプレッシャーになりますね。おすそわけが入った、タッパや皿を、
からっぽで返すのが、許されないことにもなりそうです。 - 簡単に引越しができない。
これは、家を買ってしまったという経済面ですね。 - お出かけのお誘いなどを断りにくい。
近所過ぎるため、その日にいるかいないか
後で、すぐわかるためです。
トラブルを防ぐには?
最初にルールを決めておく。
例)訪問の際にはチャイムを鳴らす。
これ、時代というか、地域柄というのでしょうか、
全然やらない人も、いる所には、いるんですよね。
何も言わずに「玄関があいてるから」と
そのまま入ってくる人。
これ本当にびっくりしますので、勘弁してほしいです。
まとめ
- 最初からいきなり、心の敷居を下げきらない。
人間関係と同じだと思いますが、
最初からフレンドリーで接することができる人って、
あんまり多くないと思うんですよ。そもそも「人見知り期間」がある程度あった方が、
お互いを知ることができるような気がします。
(個人の見解です)ですので、最初に「してほしくないこと」と
「その理由」をはっきりと伝える、
更に言うなら「理解をしてもらえる」と、
後のことが、かなり楽になると思うんですよね。
とはいっても、
「理解してもらえる」のは、
かなりのレアケースかと思います。最初に言わなくても(言えなくても)、
徐々に馬脚を現すように、
自分の主張を出していくというのもいいと思います。例え姑に「そんなこと言ってなかったのに」と言われても、
「時間の経過で、気持ちと場合が変わってきました」
でいいと思います。ここで「最初から思ってたんですけど」というと、
角が立ちますので、気を付けましょう。
ちなみに私の場合は、
- 自分の母親が、敷地内同居で姑、親類縁者との関係で、
大変苦労していたのを見ていた。 - どちらにも悪意が無くても、
ちょっとしたストレスやすれ違いで、
好転していた人間関係が、
急激に悪化することも知っている。 - 愛する夫を生み育ててくれたご両親に感謝している。
将来介護をすることになるかもしれない。 - そんな時に、まだ子どももいない今から
軋轢を作る可能性を持ちたくない。 - 自分は周囲からのプレッシャーに弱い人間であり、
期待に応えようと過剰な対応をして、
義理の両親との人間関係だけでなく、
自分の生活が破たんすることも想像できる。 - 「親しき仲にも礼儀あり」ということで、
ある程度の距離を置いて関わってほしい。
ということを、自分も緊張していたせいか、
結構強い口調で、義父母に伝えたんですね。
そしたら義父は「何言ってんの、この嫁」という感じで、
呆れて口がふさがらない状態。
義母は「すぐに仲良くできないのは残念だけど、
わからないでもない」と理解をしてくれました。
理解をしてくれたということは、
義母も何かしら、
思うところがあったのかもしれませんが、
そこは触れないで置きました。
それから、我が家は子どもも生まれて、
子どもは頻繁に義父母宅と我が家を往復しています。
最初に強くいってしまったせいか、
義父母は私に関しては距離を置きつつも、
良くしてもらっています。
その反動のためか、
子どもへは大変良くしてもらっています。
もちろん、私も出来る範囲で、
お付き合いをさせてもらっています。
こんなひどい嫁の申し出を聞いてくれるなんて、
なかなかいない義父母だと思います。
さすが愛する夫のご両親です。
ここまで極端に自己主張をするのは、
なかなかできないかと思いますが、
ある程度の「譲れないもの」を通すことは、
お互いのためにも、必要なんじゃないのかと思います。
あと、打算的ですが、
やっぱり「子はかすがい」ですね。
コメント