私の友人夫婦が、借り上げ社宅に住んでいます。
借り上げ社宅とは、会社が所有している社宅と違い、
普通のアパートやマンションを、会社が賃貸契約し、
その物件を、社員が会社から借りる制度です。
しかも、普通に同じ物件を借りるより、格安で
借りられます。
友人は、家賃がとても安いので、このまま社宅に住むか、
新築で家を建てようか、迷っているそうです。
もし、家を建てるとすると、住宅手当が
出るのですが、借り上げ社宅に住んでいる方が
断然安いからです。
それでも、やっぱり将来はマイホームに
住みたいので、建てるなら今か、それとも
家賃が安い分、貯金をするかで悩んでいます。
借り上げ社宅は、会社所有の社宅とは違い、
自分の住みたいアパートやマンションに
住める、というメリットがあります。
友人も、現在住んでいるマンションが、
気に入っているそうです。
しかも、家賃は格安です。
これだと、借り上げ社宅は、良いことばかりの
ようですが、デメリットも
もちろんあります。
友人が、新築で家を建てるきっかけに
なるかもしれない、ということを考え、
今回は、メリットばかりのように思える
借り上げ社宅の、デメリットを考えてみました。
借り上げ社宅のデメリット
- マイホームを購入するタイミングを逃す
今回の友人の悩みと、同じような感じです。
お気に入りのマンションや、お手頃なアパートを
借りられるので、ついつい住み続けてしまう
かもしれませんね。この先も、ずっと賃貸で良い、というなら、
お得なのでよいのですが、将来、マイホームを建てたいという方は、
早めに計画しないと、ローンで購入する場合、
厳しくなってしまいます。 - 会社を辞めると社宅に住めない
現在の会社を辞めると、当たり前ですが、
会社の社宅としては、住み続けられません。定年などで、辞めた後も、自分で家を探す必要が
でてきます。会社との交渉で、それまで住んでいた所に
住み続けられることもありますが、その場合、会社からではなく、直接大家さんと
契約をし直すことになり、家賃は、通常の値段に
なります。それでも住み続けたい場合、辞める時に
会社と交渉してみると、良いでしょう。 - 自分の家を借り上げてもらうのは不安
せっかくマイホームを建てたのに、
転勤になってしまうことも、ありますね。悲しいですが、もしそうなってしまったら、
会社がその家を借り上げてくれる、という制度が
ある会社もあります。まだローンが残っていても、会社から
家賃として、一定額がもらえますので、
ローンの支払いは、かなり軽くなります。
そのかわり、社宅として会社に貸すので、
誰かが借りて住む、ということを
了承する必要があります。社宅として借り上げてもらった場合、
また自分が住む頃には、誰かが住んだ家になって
返ってきます。もし、定年まで帰れなかった場合、
かなり長い期間を、他の人が住んだ後なので、
建てたころの綺麗さは、期待できません。
まとめ
条件が良いことばかりが目立つ、
借り上げ社宅制度。
今回は、あえてデメリットを探して
挙げてみました。
友人の場合は、定年などで会社を辞めた時、
自分の家があった方が安心できるので、
もう少し貯金をしてから、早めに
マイホームを建てることにするようです。
このデメリットを知った上で、借り上げ社宅に
住み続けるか、それともマイホームを建てるか
などを、一度考えてみると良いですね。
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