最近、上の階に越してきた
子どもの足音が気になります。
昨夜は10時頃までドタドタ。
一体、いくつ位の子供なのかしら?
ちょっとイライラして、
昨日は寝付けませんでした。
これが続くかと思うと、気が重くなります。
管理人さんに、注意してもらおうかしら?
隣のマンションの友人に相談すると、
結構、どの集合住宅にもある話だそうです。
今、マンションの管理組合の理事だそうで、
いろいろ話が聞けました。
マンションの騒音問題とは?
最近は、マンションでも、
近隣や上下階との住人の間で、
騒音のトラブルが増えています。
小さい子供の足音、泣き音や、
それを叱る親の声もだったり。
長時間練習している楽器の音。
テレビ、オーディオのボリューム。
深夜に帰宅する人の
ドアや窓の開け閉めも、響きます。
換気扇のダクトが室内を通っていて、
風呂や台所の音も漏れてきます。
自分の出す音は、気にならなくても、
周りの反応は違います。
どんなに「防音対策されている」とはいえ、
近隣の音は伝わってくるのです。
だから、これが毎日続くと
「うるさい」と感じ、徐々に神経が参ってしまいます。
「このままだといられない」と思い、
文句の一つも言いたいとことです。
しかし、直接言うのは、相手と面識がない
ので、臆してしまいます。
怖い人だったり、仕返しされたりしたら、
さらに、状況が悪くなりますものね。
そのような時は、やはり、
管理人に相談してみるのが良いようです。
管理会社の役割
ところが、相談しても、
管理人が積極的に介入してくれない場合もあります。
なぜなら、住民たちで構成される管理組合から、
管理会社が業務委託がされているのは、
共用部分の管理が主だからです。
個々人の問題については、
業務内容に入っていないそうです。
しかし「マンション管理」という大きなくくりでは、
まったく、対応してくれないわけではありません。
一応事情を聞いてもらい、
管理組合に話を通してもらいます。
その後は、管理会社と管理組合とで
手を打ってもらうようになります。
管理会社はプロですので、このような場合の
対処法のノウハウはあるようですよ。
できるだけ、当事者同士の接触を避けて
解決したいもの。
大体、次のような感じの
対策をとってくれるようです。
- 張り紙などで注意を喚起する
- 当人に管理人が事情を聞く
- 当事者同士の話し合いに立ち会う
張り紙などで注意を喚起する
まず、騒音問題があることを、
掲示板、エレベーター内に
張り紙で知らせます。
「騒音の苦情が出ていますので、
みなさん注意してください」
というものです。
でも、これで収まればいいですが、
可能性は低いです。
騒音を出している当人は、
自分が騒音を出していることに、
気づいてない場合が多いためです。
もう少し、ポイントを絞って、
「3階から出ています」とすると、
3階、4階の人が気にするするようになりますね。
当人に管理人が事情を聞く
騒音の原因が必ずしも、
直上の部屋ではなく、その隣だったりすることも。
慎重に
確かめてもらう必要があります。
いよいよ、音を出していたことがわかったら、
改めて、注意をしてもらいます。
当事者同士の話し合いに立ち会う
それでも、解決しない場合は、
管理組合の理事長とともに、
当事者の話し合いの仲介をします。
被害を受けている方も、
相手と話す上で覚悟が入ります。
感情的にならず、困っていることを
証拠や記録にして示し、
理解してもらうことが必要です。
それでも解決しない場合は、
今度こそ、個人の問題になるようです。
- 行政に相談する
- 警察に通報する
- 簡易裁判所による調停
- 裁判を起こす
しかし、裁判で勝訴したとしても、
嫌な気持ちは残ります。
結局は、居づらくなって、
転居を余儀なくさせられます。
そうならないように、
うまく解決して行きたいものです。
予防策をとっておきましょう
騒音問題も、知っている人なら、
気にならない場合もあります。
それは、普段からの挨拶などが、
大きく影響しますね。
特に、階下の人には、普段から、
「うるさかったら、いつでも言ってください」と
声を掛けておくと良いのだとか。
私もしばらく様子をみて、
管理人に相談しようと思いました。
すると、その次の週末に上の階の家族が、
小さな男の子を連れて挨拶に来ました。
「夜は賑やかですね」と言ったら、
お子さんが、父親が帰って来たことで興奮してしまったのだと、
音が響いたことに恐縮していました。
これからは気をつけてくれるそうで、
まずは相談しなくて済みそうです。
共同住宅に住む上で、
個人の心がけは大切ですね。
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