だいぶ前の話ですが、ご近所から秋の味覚、
ぎんなんを分けて頂きました。
それは、既に下処理済みで、殻つきの、
ぎんなんだったんですが、どうしたら良いか分からず、
実家に、丸投げしてしまったことが、あります。
今だから言える、私の後ろめたい、
ぎんなんにまつわる話です。
折角頂いたのに、その節は、すみませんでした(・ω・`)
ぎんなんって、イチョウの木の落葉の頃、
独特の、悪臭を放ちながら、道端に落ちていますよね。
初めて、ぎんなんの臭いをかいだ時は、
かなり、衝撃的でした。
しかし、全く臭わない、イチョウの木もあります。
イチョウの木には、雄(オス)と雌(メス)があり、
実をつけるのは、雌だけなんです。
あの、ぎんなんの実は食べられませんが、
実を取り除いた殻の中にある、胚乳がぎんなんです。
実は、強烈な臭いがして、敬遠されがちですが、
殻つきのものは、臭いはほとんどしないです。
あの実の臭いが、ダメと言う人でも、ぎんなん自体は、
食べられると思います。
後学の為と、今後もし、ぎんなんをもらった時の為に、
と言うことで、食べ方を少し、母に教えて貰いました。
殻つきぎんなんの処理方法
殻つきのものは、そのままだと痛みやすいので、
早く、殻から取り出した方が良いようです。
- あとは、ぎんなんの殻の、取り除き方ですが、
- フライパンで煎って取る
- ぎんなん剥き器で剥く
- 電子レンジで温める
これらの方法があります。
ご家庭にあるものを使って、尚且つ一番、
美味しく出来あがる方法、と言うことで、
フライパンで煎って、剥く方法をご紹介します。
-
ぎんなんの殻の剥き方~フライパン編~
- あらかじめ、ぎんなんには、殻の筋に合わせ、
包丁で切れ目を入れておきます。※少し手間ですが、この作業をしておくと、
後がぐっと楽です。 - フライパンを中火で熱して、
殻つきぎんなんを入れて煎っていきます。
油は不要です。※この時、絶対に、フライパンに蓋をして
下さい。ぎんなんの殻は、熱すると爆ぜて、
フライパンから、飛び散ることがあるので、
思わぬ、怪我の元となります。 - フライパンを動かしながら、煎っていき、
殻に、焦げ目がつく、くらいになったら、
出来上がりです。
【作り方】
あとは、殻が剥けきっていないものを、
熱いうちに、剥いていきます。
手袋をすれば、熱くても問題なしです。
薄皮は、まだ熱いうちだと、意外と簡単に、
手で揉むようにすると、剥がれます。
冷めてしまうと、剥けにくいので、ご注意を。
冷めて薄皮が、剥けなくなってしまった場合には、
茹でて、お玉の底で、ぎんなんを転がしていくと、
きれいに、剥き取れるそうです。
下の映像は、殻剥き器を使って、殻を剥いて、
薄皮の状態で煎る方法なので、ご紹介した方法と
違いますが、とても、参考になると思います。
ぎんなんの美味しい食べ方!食べ過ぎにはご注意を!
さてこの、きれいに剥きとれた、ぎんなんですが、
王道は、茶碗蒸しですよね。
他にも、お塩を振っても、美味しいですし、
お薦めは、ぎんなんをフライパンに戻して、
バターを入れ、バター炒めにすることです。
煎りたては、ほくほくで、美味しいぎんなんは、
お酒のあてなどにも、最適なんですが、
食べ過ぎには、注意が必要です。
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食べ過ぎると、体質によっては、消化不良になったり、
最悪、中毒症状を引き起こす事例が、
報告されています。
子どもは5歳くらいまでは、食べさせず、
大人でも、一日10~15粒くらいまでが、
無難のようです。
決して、ぎんなんが体に悪い、と言う訳ではなく、
古来中国では、ぎんなんが咳止めの薬として、
重宝されたようです。
『薬も過ぎれば毒となる』と言うように、
何事も、程々が大切なんですね。
美味しい、秋の味覚のぎんなんを、
あなたも、程々に食べて、ほっこりしてみませんか?
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