まだ若くても、いずれは年をとります。
老後の蓄えは、一体どのくらい必要なのか、
漠然と不安になることって、ありませんか?
私は結婚していますが、姉は独身で、
この先結婚する予定も、ありません。
心配性の姉は、
「老後の資金は、いくら必要なんだろう」
と、この前会った時に、話していました。
今の生活も楽しみたいけれど、
老後にお金に困るのは嫌なので、
しっかり貯金も、しておきたいですよね。
ちょうど、姉とそんな話を実家でしていたら、
近くに住んでいる叔母が、たまたま遊びに来ました。
私の叔母は、40代ですが、独身です。
そこで、独身の場合、
老後の資金はどのくらい必要なのか、
叔母に話を聞いてみました。
老後の資金はいくら必要?
私の叔母は、ずっと会社員として働いています。
「60歳以降、公的な年金がもらえるけど、
それだけでは、暮らしていくのに足りないのよ。」
叔母がもらえる年金は、月13万円ほどです。
ですから、13万円では足りない金額は、
自分の貯蓄で、まかなう必要があります。
老後の月々の生活費は、
今の生活をベースに考えると、わかりやすいです。
- 【叔母の現在の生活費 20万円】
- 住宅ローン 7万円
- 保険料 2万円
- 食費 3万円
- 水道光熱費 1万5,000円
- 交際費 1万5,000円
- 携帯代 1万円
- 日用品 1万円
- 被服費 1万円
- ガソリン代 1万円
- 医療費 5,000円
- 美容代 5,000円
生活費20万円から、60歳以降までに払い終わる
住宅ローンと保険料を除けば、残りの11万円が、
60歳以降の、生活費の目安となります。
この11万円に、税金や社会保険料として月2万円、
たまには旅行に行きたいとのことで、レジャー費も
月2万円含めると、合計15万円になります。
もらえる予定の年金13万円との差額は2万円。
60歳から30年間分準備すると考えると、
2万円×12ヶ月×30年=720万円
これだけの蓄えが、必要になります。
私の叔母の場合は、少なく見積もっても、
生活費のみで、720万円必要なことがわかりました。
介護に備えて資金準備を
「ある程度、貯金はしているんだけれど、
生活費が用意できたからって、安心はできないの。
いつまでも健康とは、限らないでしょう。」
少し心配そうに、叔母は話してくれました。
独身シニアの場合、病気や介護が必要になった場合、
親族に、迷惑を掛けてしまうことになります。
「もし介護が必要になったら、
介護老人保健施設に入りたいと思っているの。
だから、もっと資金が必要よ。」
介護老人保健施設に入所する場合、利用料は
月20万以上と、試算した生活費よりも、
ずっと高額です。
さらに、医療費なども上乗せされるので、
実際はもっと、お金の準備が必要になります。
「洋服代や美容代を削って、
なるべく貯金に回すようにしているわ。」
貯金がいくら増えても、なかなか安心できないと、
叔母は話してくれました。
まとめ
ここでは、独身の場合、老後の資金は
いくらくらい必要なのか、ご紹介しました。
老後の生活費の目安を試算できれば、
大体の貯金の目標額がわかって、
毎月の積立が、しやすくなりそうですね。
私の姉も、叔母の話を聞いて、
「私も、老後の生活費を計算してみる!」
と、言っていました。
私も、夫とよく話し合って、老後の資金について、
具体的に、目標をたてようと思います!
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