扶養家族の意味とは?主婦が働くときに知っておきたい事!

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これから仕事を始めようと考えている主婦の皆さん
働き方について、迷っていませんか?

先日、専業主婦をしている私のママ友が

「そろそろ仕事を始めたいけど
今は夫の扶養に入っている私が働いたら
税金のこととか、どうなるかよくわからなくて…」

と悩んでいました。

確かに、主婦が仕事を始める時は
賢く働かないと損をする…
なんて、よく聞きますよね。

でもそれって、具体的にはどういう事なの?

と、疑問に思った私。
ママ友と協力して
これらの事について、調べてみました!

同じ問題で、迷っている皆さん
ぜひ、参考にしてみてくださいー

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扶養家族ってなんだろう?

扶養家族とは、簡単に言えば
生活費の面倒を見なければならない家族
のことを指します。

 
例えば

会社員の夫と専業主婦の妻、小学生の子供が一人

という家庭の場合には
夫の収入で妻と子供を養っている、という事になるので
妻と子供の二人が、夫の扶養家族となるわけです。

この扶養家族があることで、この家族は
社会保険料や税金の控除などが
うけられる事になります。

 
一方、仮に、専業主婦の妻が仕事を始め
夫と同等の収入を得ることになれば、どうでしょうか?

この妻は、もう「夫に扶養されている」とは
言えなくなりますから

今まで夫が受けられていた、税の控除額が減るうえ
妻は色々な税金や社会保険料
別途、自分の収入から、支払う事になります。

このため、専業主婦の妻が働き始めるときには
自分の収入が

夫の「扶養家族の範囲」に収まるか、否か

が、重要な問題になってくるわけです。

 
扶養家族、とみなされるための細かい条件は
各制度により異なりますので、順に見ていきましょう!

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それぞれの制度の「扶養の範囲」

専業主婦だった妻が働きに出る時に
とくに注意したいのが

  • 住民税
  • 所得税
  • 社会保険料

における「扶養の範囲」です。
それぞれ違いがあるので、順に見ていきましょう!
 

住民税

住民税は、妻の年収が100万円以下であれば
妻の分は課税されません。

つまり、「夫の扶養の範囲」は100万円
ということですね。

妻の年収が100万円を超えてしまうと
妻の分も住民税が課税される事になります。

ただ、100万円という金額には
自治体により多少の違いがありますので

具体的な金額は、お住まいの自治体の
HPなどで確認してみてください。
 

所得税

夫の所得税には、配偶者控除
そして、配偶者特別控除があります。

よく、103万円の壁
などと聞きますが、これは
配偶者控除を満額受けられる金額を、指しています。

妻が、年収が103万円に収まる様に働けば
夫は、配偶者控除を、満額受けられます。
 

ただ、この103万円という金額を超えてしまっても
妻の年収が141万円以下、であれば
配偶者特別控除が、受けられる場合があります。

その場合は妻の年収に従って
段階的に、控除が受けられる事になります。

ここで、配偶者控除を考える上で注意したいのが
妻が始めた仕事が、パートや会社勤めではなく、
自営業などであった場合です。

この場合、妻の所得から給与所得控除がされないので
妻は年収を38万円以下に抑えなければ
夫が配偶者控除を受けられなくなります。
 

社会保険料

社会保険料の「夫の扶養の範囲」とは
130万円です。

世間の言う130万円の壁
とは、このことを指しています。

この金額を超えると、妻は自分で
年金と健康保険の支払いをしなければならなくなります。

その負担額は、年収の約一割超と言われます。

勤め先で、健康保険や厚生年金に加入できなければ
国民健康保険や、国民年金に加入する事になり
負担額はさらに増えることになります。

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まとめ

以上の事をまとめてみると

  • 妻の年収が100万円までは
    世帯収入が100万円満額アップする
  • 100万円を超えると、住民税が増額になり
  • 103万円を超えると
    夫の所得への配偶者控除が配偶者特別控除へ切り替わり
    控除額が段階的に減っていく
  • 130万円を超えると
    妻は税金の他に社会保険料を負担しなければならなくなる
  • 141万円を超えると
    夫の配偶者特別控除が完全になくなる

という事になります。
一口に「扶養の範囲内で働く」といっても
いろいろ段階があるんですね。

実際には、
妻の収入が100万円から130万円までの間は
まだ、夫の配偶者特別控除などもあり

負担は増えても、そう大きくはなく
世帯年収は、着実にアップするようです。

ただ、年収が130万円を超える
妻が社会保険料を負担しなければならなくなるため
家計の負担が、グッとアップします。

妻の年収が130万円から150万円の間は
支払わなければいけない負担の方が、重すぎて

年収がアップしても
世帯年収は上がらない、レッドゾーン!

もしも、年収130万を超えるなら
160万円以上の年収でないと
世帯年収のアップには、つながりません!

年収が130万以上になりそうだけど
150万以上にまではならない…というときは
少し働き方をセーブした方が、お得なんですね

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最後に

夫の扶養家族だった時には、払わなくてよかった負担が
扶養を外れた途端に増えていく…

働けば働くほど収入が増える…はずが
あれ?そうでもないの?

と思うと、働き方もいろいろ、考えちゃいますよね。

 
私のママ友は
「とりあえず、夫の扶養の範囲内で働くわ」
と言っていました。

私も、今までは税金とか社会保険料の事とか
よくわからないし、あまり気にしてなかったけど
これからは、気を付けて考えていきたいと思います!

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