私の父の趣味は、将棋です。
暇さえあれば、一人で将棋を打っています。
近所で将棋大会があるときには、参加しています。
最近も、将棋大会があったのですが、その時に、
ある人が、王手の時に反則で負けた、
と言っていました。
その反則とは、王手をかけられた側が、
王手になったのに気付かず、別の手を
打ってしまったそうです。
王手といったら、勝敗が決まるような、
大事な場面ですよね。
今までは、将棋の駒でドミノをして、
父の将棋の邪魔をしていた、私の息子が、
最近、将棋に興味を持ち、駒の並べ方を覚えました。
もしかしたら、父の良い将棋相手になるかも?!
と思い、私もちょっと、息子と一緒に
基本的なルールを、少し勉強していました。
それで、前述の王手の反則が、気になりました。
どんな場合が王手で、どうすると反則になるのか、
知りたくなったので、調べてみました。
王手のルール
王手とは、次の手で、玉(王将)を取ろうとする
手のことです。
この王手の時、王手をかけられた側は、
玉を取られないように、守るための
手を打たないと、いけません。
もし、自分の玉が取られないようにと、
王手をかけられた次の手で、玉を守るための
手を打たないのは、反則になります。
ところが、王手のとき、かけた側の人は、
「王手!」
と言う必要はないのです。
また、審判もいません。
その為、王手をかけられたのに、
王手に気づいていないと、関係ない手を
打ってしまい、反則負けになってしまいます。
また、もう自分は勝てない、負けると確信したら、
自分で「投了」と言いますが、
どちらも反則に気付かず、進めてしまい、
一方が「投了」と言って終わった場合、
反則より、投了が優先になります。
もしかしたら、勝てたかもしれない
対局も、相手の反則に気付かずに、「投了」
と言ってしまい、負けが決まってしまうことも。
ですので、将棋では、王手に気づく必要と、
反則に気づく必要があります。
王手で気を付けること
では、王手の時に、気を付けたいことを
2つ、ご紹介します。
打ち歩詰め
代表的な、王手の反則です。
相手の玉の前に、自分の持ち駒の歩を
打つのは、反則になります。
ただし、盤上にある歩を進めて指すのは、
打ち歩詰めではなく、突き歩詰めといって、
反則にはなりません。
なぜ、打ち歩詰めが反則なのか、はっきりとした
理由はわかっていません。
一説では、持ち駒というのは、元は相手の駒なので、
元の自分の主人を、一番下の歩兵が討つのは、
武士の精神に合わない為、ともいわれています。
連続王手の千日手
千日手というのは、同じ局面が繰り返され、
4回続いた場合のことです。
その場合、先手と後手を入れ替え、
指し直しになります。
千日手は反則にはなりませんが、この千日手が
王手だった場合は、連続王手の千日手となり、
攻撃側が、反則負けになります。
まとめ
今回は、王手の局面で、特に大事なことを
ご紹介しました。
将棋は、細かいルールがあり、覚えるのが大変です。
しかし、一通りやり方を覚えると、奥が深く、
楽しいゲームですので、対局を重ねて、
強くなっていきたいですね。
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