家族で一緒に過ごす時に、よく
「家族水いらず」という慣用句が、使われますよね。
「水入らず」って、他ではあまり聞かない
言い回しですが、
どんな意味があるのでしょうか?
ここでは、「家族水いらず」の使い方と、
「水入らず」の意味について、調べてみました!
「家族水入らず」の使い方
「家族水入らず」とは、「家族団らん」の
ことを、意味しています。
- 家族水入らずで、温泉に行く
- 正月を、家族水入らずで過ごす
- せっかくの、家族水入らずに邪魔してごめんなさい
というように、家族でのんびり過ごしたり、
どこか旅行に出かけたり…、という、
楽しい光景が、目に浮かびますよね。
私は、「家族水いらずで過ごす」と聞くと、
実家で、家族みんなでこたつを囲み
みかんを食べるという、イメージが沸きます。
ここでいう「家族」の定義ですが、
父・母・子ども、という訳ではなく、
祖父母を含める場合も、あるようです。
ひとことに「家族水入らず」といっても、
お嫁さんとお姑さんの間では、
- お嫁さん=自分、夫、子ども
- お姑さん=自分、夫、息子、嫁、孫
というように、どこまで「家族」に含めるかの
定義が異なる場合があるため、気をつけましょう。
「水入らず」の意味
「水入らず」とは、水と油の関係を、
人間関係になぞらえた、言い回しです。
水と油は分離して、混ざらないですよね。
そのことから、気が合わない者同士を、
「水と油」というように、表現します。
これに対して、親しい人同士の集まりは
「油に水が入っていない」状態です。
つまり、
「水入らず」→「水は入らない」という意味。
水が入っていないのは油のことで、
油→「親しい人」「内輪の人」、
水入らずの「水」→「他人」のことを指します。
水入らずの意味を、わかりやすく解説すると、
「水は入らない」→「他人は入らない」ということで、
「家族水いらず」
↓
「家族に他人は入らない」
↓
「家族団らん」
という、意味で使われます。
ちなみに、同じ語源で「水臭い」という
慣用句もあります。
「水臭い」→「他人臭い」ということで、
情が薄かったり、よそよそしいという意味で、
使われる言葉です。
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まとめ
いかがでしたか。
ここでは、「家族水いらず」の使い方と、
「水入らず」の意味について、調べてみました!
調べてみて、「水入らず」の「水」が、
他人を表していることを、初めて知りました!
「水と油」や「水臭い」の意味も知ることが
できて、とても勉強になりました!
日本語の言い回しは、奥が深いですよね。
慣用句は、意味をよく知らないと、
間違えて使ってしまう場合もあるので、
これからは、きちんと調べて使おうと思います!
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