夫婦で長年、登山を楽しんでいますが、
ここ数年、登山客に変化が見えてきました。
「山ガール」と言って、おしゃれなウェアや持ち物に、
身を包んだ若い女性が、増えてきて、
登山好きとしては、嬉しい限りです!
気軽に、休日のレジャーとして楽しむことから
始めて、徐々に山の魅力にはまり、
泊りがけの登山に挑戦したくなる人も。
ロッジなどに泊まるのもいいですが、
テント泊が、やはり最高ですよ!
でもやはり、山のキャンプには、それなりの
準備が必要。
持ち物は? 服装は?
初めて山で、キャンプをしてみたいと、思っている
人のために、登山経験が豊富な私が、注意するべき事、
持っていた方が良い物を、こっそり教えてあげますね!
初めて山でキャンプをする時の注意
初めてのキャンプならば、こんなことに注意して
計画を立てましょう。
- 気候の良い時期に
いきなり冬山キャンプに、挑戦しようとする人は
いないでしょうけれども、やはり、春から秋に
かけての、寒すぎない気候の時期がお勧めです。 - 無理のない計画を立てる
時間には余裕を持って、計画を立てます。
同行する人みんなが、計画をよく知っておく
ようにしましょう。天候が悪くなった場合、体調が悪い人が
出た場合など、いろんなケースを想定しましょう。 - 慣れた人と一緒に行く
できれば、山でのキャンプに慣れた人と一緒に
行くのが一番いいですね。トラブルがあった時、初心者だけでは、
慌てて対処を間違える可能性が、高くなります。慣れた人は、キャンプ用品も、厳選して持っている
もの。これから揃える際の参考にしましょう。
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山でのキャンプの必需品
山へキャンプへ行く時の、服装と持ち物は、
このようなものです。
【服装】
- 登山靴…足に合ったもの
- インナー…乾きやすい、化繊のシャツ。
綿のシャツは、汗を吸うと乾きにくいです。
着替え用にもう1~2枚用意。 - 防寒着…季節に合わせて。
フリースのパーカー、ダウンジャケット(薄手または厚手)
など。登山は寒暖の差が激しく、汗をかいたり
寒くなったりするので、重ね着をして、こまめに
脱ぎ着するのが基本。 - 雨具…上下。山の天候は変わりやすいので必ず!
- ズボン…夏でも長ズボンが良い。ジーンズはNG。
- 帽子…頭の保護のためにも必要。
アウトドアブランドの、機能性にすぐれたウェアが
いいのですが、始めは手持ちの服を利用しても。
最初に登山用として、一着買うならば、軽量で
小さくたため、保温性の高い、高機能の防寒着を。
【持ち物】
- バックパック(リュック)…容量40リットル以上
ザックともいいます。できれば50~60リットルが
良いですが、2人以上で手分けして荷物を持てる
場合なら、40リットルで大丈夫です。雨に備えて、ザックカバーも用意した方がいいです。
- シュラフ(寝袋)…保温力を確認して購入
化繊入りのものと、ダウン入りのものがあり、
ダウンの方が高価ですが、軽くて保温力が高い
ので、できればダウンのものを選びたいです。 - マット…寝る時に、シュラフの下に敷く。
自動膨張式の、エアマットが使い勝手が良い
ですが、ホームセンターにある安価な
銀マットでもOKです。 - テント…軽量でコンパクトにたためるもの。
自立式のドーム型テントが、設置も楽で、
使っている人が多いです。 - 着替え…肌着、靴下は気持ち多めに持ちます。
- 水筒…歩きながら水分補給をできるように。
- 食糧…食事の他、行動食。
行動食とは、歩きながら、または小休憩の時に、
すぐに食べられるもの。ナッツ類、クッキーなど
カロリーが摂れるものを。夏ならゼリー状の栄養飲料もおすすめ。
チョコレートは溶けるので、個包装のものを。食事用の食糧については、後で詳しく
説明します。
これも持っていきたい
こんなものも、持っていくと便利ですよ。
- 地図…登山道が載っているもの。コンパス(方位磁石)と一緒に
持ちましょう。 - ストック…転倒防止に。足腰の負担を軽減。
- 手袋…防寒のため、枝などで怪我をしないため。
- ヘッドランプ…辺りが暗いときに。両手があくので便利。
- ロールペーパー…箱ティッシュより、かさばらない。
いざという時の備えに、こんなものも必要です。
- ホイッスル…遭難した時、吹いて救助を求める。
- 保険証のコピー…山で具合が悪くなる人もいます。
- レスキューシート…非常用の、薄くて軽い保温シート。
こんなものも、必要に応じて持ちます。
できるだけ、コンパクトにまとめましょう。
タオル、キズ薬、消毒薬、ばんそうこう、
洗面用具、歯磨きセット、
化粧品類、日焼け止め、
ライター、マッチ、乾電池など
食事を作るための持ち物
車で行ける平地のキャンプなら、バーベキューや、
ツーバーナーやダッチオーブンを駆使した
アウトドアクッキングが楽しみの1つです。
でも、登山では、そうはいきません。
なにしろ、食材や調理器具を、背負って
山を登りますからね。
山小屋で食事をする、というのも手ですが、
自分でお湯をわかし、簡単なものを
作って食べるのも、楽しいものです。
- ガスバーナー…カートリッジ一体型のもの。
- コッヘル…金属製の食器。アルミ製がお勧め。
お湯をわかしたり、ラーメンをゆでたり
することもできる。 - カトラリー…箸、スプーンなど
- 水…水場が近くにない場合は、ペットボトル等に入れて
必要量を持っていきます。 - 食材…乾麺、フリーズドライ等
フリーズドライのご飯、お湯で溶くスープや
味噌汁、パスタなどを組み合わせて。フリーズドライより重くなりますが、
レトルトものも種類が豊富です。コーヒーやココアの粉末など、
温かい飲み物も欲しいですね。
野菜や肉を持って行って、炭を起こして
調理、というのは登山キャンプ向きでは
ありません。
お湯をわかしてカップラーメンを作る、という
程度でも、温かいものを作って食べると、
ほっとして、身体が暖まります。
よく眠ることができて、疲れがとれるような気がします。
ちょっとした、調理ができるような、
準備をして行けば、登山キャンプの楽しみが、
ぐーんと広がります。
缶詰、チーズ、サラミなど、調理しなくても、
そのまま食べられるものも、組み合わせて
持っていきましょう。
最後に
日帰りの登山と違って、キャンプのいいところを
挙げてみますと……
- ゆっくり予定を組める
- 山の夜の雰囲気を味わえる
- 山での食事はおいしい
- 日の出を拝める
特に、山で迎える朝が、大好きです。
去年の9月、長野県の白馬岳登山の時に味わった、
早朝の凛とした空気が今迄で、最高でした!
そこでガスコンロでお湯を沸かし、入れたコーヒーは
インスタントなのですが、本格的なコーヒーより
美味しいと感じた程でした!
山のキャンプ、ぜひ挑戦してみて下さい。
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