『いちじく』って食べたことがありますか?
恥ずかしながら、私は食べず嫌いでして、
あの真っ赤な中身が、何だか苦手で、
大人になるまで、食べたことがありませんでした。
以前、お客様としてお呼ばれした際に出して
頂いたことがあって、顔を潰す訳にいかず、
無理矢理食べてみました。
そうしたら、そのいちじくがとっても美味しくて、
目から鱗でした。
そして、何で今まで、見た目で判断して、
食べなかったんだろう、とても反省しました。
後で聞いてみたら、いちじくの旬だったそうです。
やっぱり、旬のものは、特別美味しいですよね。
いちじくの旬と見分け方!
いちじくの旬ですが、ざっくりと言うと、
8月~10月頃と言われています。
いちじくは、夏果と、秋果に分かれていて、
一般的には、秋果が美味しいとされています。
夏果は、6月下旬から8月上旬が旬で、
秋果は、8月中旬から10月中旬が旬です。
これらは、実が成熟するまでの期間が異なる為、
旬の時期も違う、と言う訳です。
そんな比較的、旬の長い、いちじくですが、
せっかくだったら、甘くて美味しいものを
食べたいですよね。
果物屋さんや、スーパーなどで選ぶ際の、
美味しいいちじくの見分け方を、ご紹介します。
- 甘い匂いのする、香りの良いもの
- 赤紫に色づいていているもの
- 張りと、弾力のあるもの
- 実の皮が裂けて、中身が見えているもの
- 枝から切られた切り口の、鮮度が高いもの
これらを参考に、選んでみて下さい。
また、いちじくは痛みやすいので、購入後は
袋に入れ冷蔵保存し、早めに召し上がって下さい。
食べ方は、冷して、生で皮を剥いて食べるのが、
お薦めです。
熟した、いちじくは、手で剥ける柔らかさですが、
もしも剥けなかった場合には、
包丁で剥くか、トマトのように湯剥きして下さい。
痛みやすいので、保存のきくジャムや、
コンポートにするのも、お薦めです。
意外と古い?いちじくの起源!
いちじくは、歴史的に見ても、とても
古くからある果物って知ってましたか?
旧約聖書に出てくる、エデンの園に住んでいた、
アダムとイブの話は、有名ですよね。
禁断の果実を食べて、知恵を身に付け、
その為、楽園を追われたとされています。
禁断の果実は、リンゴと言われていますが、
知恵を身に付けた為に、自分達が裸と気付き、
その腰を、葉っぱで隠したのです。
その葉と言うのが、いちじくの葉とされています。
更には、禁断の果実が、いちじくという説すらもあるんです。
もっと言うと、ギリシャ神話の中にも、
いちじくは登場します。
ギリシャに渡った時代は、不明ですが、
原産地のアラビア南部から、アナトリアを経て
紀元前9世紀には、いちじくが書物に載っています。
遥か昔から、人々に食べられてきたフルーツで、
栽培された果物としては、世界最古と言われています。
その昔、アダムとイブも食べたかもしれない、
いちじくですが、
冷して食べるとジューシーで、甘く美味しいです。
ぜひ、旬の季節にいちじくを、皆さんも
召し上がってみて下さい!
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